えっ、何で?ホンダが早くも2023年9月「1回目」の最新工場出荷目途一覧を更新!何とZR-Vが「1年程度」の延期に…一方で新型シビックe:HEV(FL4)は「2か月」と大幅短縮

(続き)ホンダの主要ラインナップモデルの最新情報をチェックしていこう

ここからは、私がいつもお世話になっているホンダディーラーでの最新情報も交えてチェックしていきたいと思います。

新型ZR-Vは一体どうなる?

まず個人的に最も気になっているのが新型ZR-V。

発売前から標準グレードの受注が停止してしまい、その後は予防安全装備であるブラインドスポットインフォメーション[BSI]+後退出庫サポート非装着グレードのみの受注を受け付け、2023年9月21日には「部品・半導体の供給が安定的になってきた」という理由から、非装着グレードの受注を停止にする予定です。

その代りとして、2023年10月からの標準グレードの受注再開の際には、2024年モデルに切り替えられ、車両本体価格も材料費や物流コストの高騰などを受け、全グレード+10万円ほどの価格アップとなり、更には特別仕様車も追加される予定です。

未だ発売前の先行予約組の納車が完了していないなか、いきなりイヤーモデルや特別仕様車の情報が入るのは、納車待ちのユーザーからすると「いやいやちょっと待ちなさいよ…」と思うのも当然といえば当然ですし、特別仕様車の内容次第では、現行モデルのキャンセル組も増える可能性も…(その代わり再び再契約しなければならないため、順番は一番最後になり納期も1年近く?→再び改良モデルが登場する可能性が…?)


ステップワゴンの納期はイマイチ読めない

続いてミドルサイズミニバンの新型ステップワゴンですが、こちらもホンダディーラーでは頭を抱えるモデルだそうで、特にガソリンモデルの納期は読めないとのこと。

っというのも、メーカー回答で急に2か月~3か月ほどに大幅に短縮されるとの情報もあれば、今度は1か月ほど遅れるといった回答もあるそうで、ディーラーだけでなく納車待ちしているユーザー側も、資金準備や手持ち車両の手放すタイミング、保険の切り替えのタイミングなど、やらなければならないことも多いため、その準備をスムーズに進めることが難しいのだとか。

しかも今回の工場出荷目途一覧では、e:HEVモデルの備考欄にある「一部タイプ・カラーは3~4か月程度でご納車できる場合がございます。」の記載が無くなったため、グレードやボディカラーによって納期が短縮されないという解釈も。

2023年12月には、フラッグシップミニバンの中国製・新型オデッセイ(New Odyssey)が発売される予定ですが、このモデルの価格帯も480万円からのスタートになる予定ですから、予算の関係でステップワゴンに切り替える、という方も増えるかもしれないですし、そうなると再び長納期化する可能性も十分に考えられるかもしれませんね。

ホンダ関連記事