マツダ新型CX-70の発売時期が2024年に延期することが判明し、2025年にはCX-5 EVが登場?日産の新型キャシュカイe-POWERが豪でも発表へ!

(続き)日産の新型キャシュカイe-POWERは、日本市場でも売れそうな気もするが…?

続いて、日産のコンパクトSUVでお馴染みとなるグローバルモデルの新型キャシュカイ(Nissan New Qashqai)について。

オーストラリア市場向けとしても販売されているキャシュカイですが、今回一部改良版として、2024年春頃に新たにシリーズハイブリッドシステムe-POWERを設定することが明らかとなりました(先行予約受付は2023年11月2日よりスタート)。

これまでは、排気量1.3L 直列4気筒ターボエンジン(最高出力147hp/最大トルク250Nm)を搭載するTiグレードのみの設定でしたが、既存ユーザーやコンパクトSUVを検討するユーザーからのリクエストにより、e-POWERグレードが新規設定されたのではないかと予想されます。


新型エクストレイルe-POWER(T33)と同じパワートレインを採用

今回オーストラリア市場向けとして新たに販売される新型キャシュカイe-POWERですが、パワートレインはエクストレイルe-POWER(New X-Trail e-POWER, T33)と同じ排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジン+e-POWERを採用し、システム総出力188hpを発揮。

エンジン自体は、2018年にインフィニティによって初めて導入された高度な可変圧縮機能を備えていて、圧縮比をその場で調整することでパフォーマンスと経済性のバランスをとることが可能となります。

従来のハイブリッドシステムとは異なり、新たに追加されるキャシュカイTi e-Powerには、日産のe-Pedal Stepシステムを採用しています。

ほぼワンペダルでの運転操作が可能で(完全停止は不可能)、最大0.2gの回生制動力を提供するのもポイント(もちろんブレーキランプも点灯する)。

オーストラリアでは、エクストレイルe-POWER(T33)の技術が評価されているからこそ、キャシュカイにも搭載したかったようだ

今回のモデルについて、オーストラリア日産のマネージングディレクターであるアダム・パターソン氏は、「オーストラリア人がエクストレイルe-POWER(T33)のドライビングダイナミクスを気に入っていることは承知しており、この革新的なテクノロジーを2番目のモデルに提供することで、その可能性をさらに拡大できることに興奮している」と説明。

加えて同氏は、「市内にいる場合でも、遠く離れた場所にいる場合でも、あるいはその両方を頻繁に移動する場合でも、新型キャシュカイe-POWER は、充電のために停止する必要がなく、スムーズでエキサイティングなドライブを提供します」と説明しています。

キャシュカイe-POWERの価格は、日本円で約488万円から

ちなみにキャシュカイTi e-POWERの車両本体価格は、51,590オーストラリアドル(日本円に換算して約488万円)と少々お高めで、従来のターボモデルとなるキャシュカイTiよりも4,560オーストラリアドル(日本円に換算して約43万円)高い設定ではありますが、トータルパフォーマンスも向上し、燃費も向上することを考えると、ちょっと得したモデルに感じるかもしれませんね(Tiの価格が高過ぎるのかも?)。

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Reference:Automotive News, CARSCOOPS