こんなことがあった。初の新車でトヨタ新型ライズHVを購入するも不正問題で登録停止→代替品でライズ・ガソリンを契約するも更に不正発覚で全車種出荷停止→納車4日前にして納車できず

(続き)メーカーのユーザーやディーラーに対するアフターフォローの杜撰さが浮き彫りに?

そして今回の不正問題について、個人的にあり得ないと感じたのは「不正問題が発覚してからのメーカーからディーラーへの通達とアフターフォロー」。

今回の不正問題により、最も精神と体力をすり減らすことになるのはトヨタ/ダイハツディーラーかと思いますが、ディーラーからユーザーに対するフォロー内容、今後どうすべきかなどの具体的な提案なども無く、ただ「不正が明らかとなった」という事実だけが通達されたということ。

既にディーラーには問合せが殺到しているとのことで、メーカーからの今後の対策や流れを何も聞かされていないまま、販売店のスタッフはユーザーを相手に対応しなければならないわけで…こうしたメーカー側の経営陣の杜撰な対応も問題。

先程の一例に限らず、おそらく全国的に同様の被害を受けているユーザーやディーラーが存在するかと思いますが、1989年から今日に渡って不正を続けてきたダイハツとトヨタの経営陣は、今後どうやって信頼を回復するのか?アフターフォローはどうするのか?不正を行った全車種をどのように処理するのか?スピード感が求められるこの状況での対応に注目したいところです。


今度はトヨタ車の約100万台に大量リコール!

続いて、トヨタのアメリカ法人が「アメリカ市場向けのトヨタ/レクサスモデルの約100万台にリコールの届け出をする」ことを明らかにしました。

これは助手席側のエアバッグが正常に動作しないという問題で、どうやらセンター側に不具合が発生しているとのこと。

具体的には、搭載されたセンサーが同乗者の体重を不正確に検知し、衝突の可能性がある場合にエアバッグが設計通りに展開しない恐れがあるそうです。

対象となるモデルは、トヨタブランドからはアバロン(Avalon)やカムリ(Camry)、カローラ(Corolla)、ハイランダー(Highlander)、RAV4、シエナ(Sienna)、そしてレクサスブランドからはESとRXが含まれているとのこと。

今回の不具合に対する改善措置としては、対策品に交換する予定ではあるものの、リコール作業時の実施時期は2024年2月半ばを予定しているとのことですが、アメリカ市場向けでこれだけの台数が対象になるということは、日本市場向けも何れリコールが届け出されるのではないかと予想されます。

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Reference:ロイター