トヨタ新型シエンタが納車されてもうすぐ1年6か月…そろそろお別れ&最終評価は?ここまで丁度良いサイズ感で使い勝手と燃費の良いクルマは他に無いかも…
(続き)トヨタ新型シエンタが納車されて18か月経過したの最終評価は?
引き続き、トヨタ新型シエンタが納車されて18か月経過したのインプレッション内容と最終評価をチェックしていきましょう。
ディスプレイオーディオはまだまだ改善の余地はあるが、1年以上かけてようやく不満も少なくなってきた
続いてはディスプレイオーディオについて。
これはシエンタに限らず、トヨタの新世代ディスプレイオーディオ全般に言えることだと思いますが、とにかくUI/UXがポンコツレベルで、デザインやレイアウト、そしてこれまで利用できたはずの機能が全く使えないなど、まさに改悪と言っても良い内容でした。
上のエネルギーフローはかなり簡易的なデザインで、見やすさという点では特に問題ないとは思うものの、一番の問題は「この情報を画面いっぱいに表示させる意味があるのか?」ということ。
この程度の情報を、音楽・メディアやナビを差し置いてメインにして見る程のものでもないですし、なぜワイプ程度の情報として表示させることができないのか?は未だに疑問で、中々OTAアップデートで改善されないところ。
ナビの「他のルート」は本当に酷かった
納車から1年近く経過したタイミングで、ようやく改善されたのが「他のルート」。
納車当初は、「推奨」「最短」「時間優先」「関東ETC2.0料金割引優先」と、いわゆる一般的なナビで見られるような「高速道路優先」「一般道優先」「省燃費」「らくらく」といった選択項目がないため、使い方としては全くユーザー向けではないということ。
ここまでユーザーのことを一切考えない”いい加減”なナビを提供するとは…というのが正直な感想でしたが、この点もOTAアップデートにて改善され、今では使い勝手も少しずつ良くなったと思います。
天井サーキュレーターは夏場でも冬場でも重宝していたアイテム
続いては、シエンタのメーカーオプションとして設定されている天井サーキュレーター。
エアコンや暖房を攪拌するだけでなく、エアコンほどの涼しさや乾燥した風が苦手な方にとっては、扇風機代わりとしても活用していたため、何気にこの機能は私や子供たちにとっては重宝していました。
特に冬場では、外気温が一桁で寒くとも、車内は暖房をガンガンに効かせていて暖かいのですが、長時間運転していると、子供が「送風のような涼しさ」を求めて来ることがあるため、そのときはサーキュレーターを活用することで後席の温度を少し下げつつ、適度な風を送ると喜んでもらえるので、改めて思い返すと「季節関係なく使用していたな…」と思ったり。
ちなみにこの機能、2024年夏頃に発売予定となっている競合モデルのフルモデルチェンジ版・ホンダ新型フリード(Honda New FREED)では搭載されないため、次期フリードの購入を検討している私としては一番の考え所かもしれません。
シエンタの最終評価は?
以上が、シエンタのインプレッション内容になりますが、上記以外にもまだまだ記載したい内容はあるものの、記載し切れていない内容も含めての最終評価としては「92点」と高評価。
一部界隈では電動パーキングブレーキ[EPB]&オートブレーキホールド[ABH]が搭載されていないから、購入の対象にならないといったコメントも散見されますが、この機能を備えなかったからこそコストも抑えられていると思いますし、ハイブリッドZに限定されるものの、アダプティブクルーズコントロール[ACC]の停止保持機能も備わっているため、これを応用することで疑似的なABHも利用できることから、特に不満に思うことはありませんでした。
サイズ感や使い勝手、燃費性能、機能性という点においてはトップクラスの評価だと思いますし、デザインは人それぞれ好みがあるので敢えて今回のインプレッション内容には記載していませんが、私的には愛嬌のある顔つきで、ベージュというボディカラーとの相性も良くて子供からも人気でしたから、改めて購入して本当に良かった一台だと思っています。