ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて4か月が経過!相変らず車が優秀過ぎて「MTの運転が上達してきた」と錯覚を起こしてしまいそうだ

(続き)ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて4か月経過してのインプレッション

引き続き、ホンダ新型シビックタイプR(FL5)が納車されて4か月経過してのインプレッション内容を見ていきましょう。

ここ最近は、4速で走れるところでも6速にシフトアップしてしまう

続いては、一般道での走り方について。

FL5クラスになってくると、一般道では4速で走らせても十分なのですが、最近はMTの操作にも慣れてきたからなのか、単純に走行中の振動を少しでも抑えたいがために、回転数を低くすることを目的に6速までシフトアップすることが多め。

そうなると、必然的に燃費も向上するので、ついつい落ち着いた運転をすることが多いのですが、たまに気持ちをスッキリさせたいときは、3速⇔4速を行き来することもありますし、回転数も自動で合わせてくれるレブマッチシステムのおかげで、変にガタつくこともなし。

FL5は、「MT操作が上手くなった」と気持ち良くさせてくれる(錯覚?)のも魅力の一つなのかもしれません。

6速固定&低速で上り坂を走ることができる

そしてもう一つは、このワインディングなどの上り坂で前方車両が40km/hぐらいで走行していたとしても、6速固定&40km/hもノッキングすることなく走れるのもホンダらしい芸当。

これが他のMTスポーツカーであれば、ノッキングや振動などで乗れたものじゃないと思うのですが、FL5ではほとんど振動を感じることなく快適に過ごせるため、良くも悪くもシフトに集中しなくとも快適に走れるのもFL5の個性の一つなのかもしれません。


改めて、500万円以下でこれだけのスポーツカーを販売したのは凄い

前回のブログでもお伝えしましたが、ホンダの主力モデルとなるZR-V/ステップワゴン(New STEPWGN)/N-WGN/N-ONE/フィット4(New FIT4)が、インフレによる影響でイヤーチェンジと共に値上げします。

しかしその一方で、受注は停止しているものの、未だ生産されていない未注状態のFL5に関しては、一切値上げすることなく4,997,300円(税込み)を維持しています。

これは、ユーザーへの配慮とホンダのプライドによるものだと考えていますが、いつピュアスポーツカーが廃止されてもおかしくない状況で、この価格帯で販売してきたホンダには改めて感謝したいところ。

その努力の陰には、上の動画にもある通り、パネルにすき間ができているんですね。

これはおそらく、シビック(FL1)のプラットフォームをベースにすることで開発コストを抑え、”更にワイド”なリアサイドステップを設けることにより、FL5の”あのワイド&ロー”スタイルが実現できているのだと思われ、その結果として500万円未満の価格帯に抑えることができたのではないかと推測しています。

もちろん、その他にも快適性を維持つつ、必要最低限の利益を回収できるレベルでコストを落とし込んでいるところにも、ホンダの血のにじむような努力が見られ、常にユーザーを意識した車づくりをしていることが感じられます。

1ページ目:シビックタイプR(FL5)の燃料タンク容量が小さすぎる…奇を衒ったワイパーは鬱陶しい

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