スズキが英国向けジムニー/スイフトスポーツ/イグニス等を2025年までに全て販売終了!インフィニティQ50などにドライブシャフト損傷の恐れがあるとしてリコール

(続き)日産フーガ/シーマ/V37スカイラインでのリコールが、アメリカ市場向けでも届け出されたようだ

以前、日本市場向けとして販売された日産フーガ(Nissan Fuga)/シーマ(Cima)/V37スカイライン(V37 SKYLINE)などが、ドライブシャフト損傷により走行不能となる恐れがあるとしてリコールを届け出たことをお伝えしました。

今回は、アメリカ市場向けとして販売された2011年~2019年のインフィニティモデルでもリコールが届け出されています。

ちなみに、対象となるモデルは以下の通りで、後輪駆動[FR]モデル6車種・計7,222台ですが、四輪駆動[AWD]モデルは対象外となるようです。

インフィニティM56:2011年~2013年モデル

インフィニティM56ハイブリッド:2012年~2013年モデル

インフィニティQ50:2014年~2018年モデル

インフィニティQ70/Q70ハイブリッド:2014年~2018年モデル

インフィニティQ70L:2015年~2019年モデル


不具合内容は日本向けと同じで、最悪の場合、走行不能となる恐れあり

今回の不具合内容としては、日本向け同様にプロペラシャフトにおいて、自在接手のパイプへの圧入代が不足していたため強度が不足しているものがあるとのこと。

そのため、使用過程で当該部位から亀裂が発生し、最悪の場合、プロペラシャフトが破損して走行不能に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

インフィニティは、この問題をどうやって解決したかは明らかにしていませんが、興味深いことに米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)のWebサイトには、この問題に関する苦情があまり掲載されていないということ。

Q50 Red Sport I-Line Edition

インフィニティが原因について述べているのは「サプライヤーの仕様変更」に関連しており、その結果としてドライブシャフトの「疲労強度が低下した」ということだけ。

もちろん、ドライブシャフトが壊れるとエンジンは後輪を駆動することができなくなるため、公道走行に大きな支障を来すことは間違いないのですが、ユーザーからのクレームがほとんど入っていないのは意外なところ。

あと、パーキングブレーキが効かない状態で車を駐車すると、車が走り去ってしまう恐れがあるとのことですが、インフィニティは2020年に同様の問題で同様の車(おそらく同じ車)のリコールを届け出ていて、R20B8と名付けられたそのリコールでは、Q70/M35ハイブリッド/M56のドライブシャフト交換が対象となりました。

したがって、今回の新しいリコールは以前のリコールの延長であると考えられます。

1ページ目:スズキの主力モデルとなるスイフトスポーツ/ジムニー/イグニスなどがイギリスにて販売終了へ

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Reference:CARSCOOPS➀