【珍事】アストンマーティン・ヴァルハラのテストカーが「無謀運転」で警察沙汰に。FBIによって「世界に僅か6台」しか存在しないメルセデスベンツCLK-GTRロードスターが押収

(続き)世界限定6台のみ!なぜ希少なメルセデスベンツCLK-GTRロードスターが、FBIによって押収されたのか?

続いて、アメリカの連邦捜査局FBIが、超希少な2002年式のメルセデスベンツCLK-GTRロードスターを押収したと発表。

このモデルは、ホモロゲーション(認証)規定を遵守するため、わずか26台しか製造しなかった希少モデル。

そして、このロードスターはそのうち僅か6台しか製造されなかった激レアな一台で、自動車業界では神話的な地位を誇っています。

そんなCLK-GTRロードスターが、なぜFBIによって押収されてしまったのでしょうか?


どうやら、カナダの元オリンピック選手から押収したようだ

FBIによると、このCLK-GTRロードスターを所有していたのは、2002年カナダ代表の元オリンピックスノーボーダーで、麻薬王とされるライアン・ウェディング (Ryan Wedding)容疑者とのこと。

どうやら、この容疑者の関連資産として同車を押収したとのことで、その資産価値は約1,300万ドル(日本円に換算して約20億円)と見積もっているようです。

CLK-GTRは、メルセデスベンツのエンジニアによるレクチャーを受けないと運転できない特殊な車

ちなみにこちらの個体、エンジンはリアのクラムシェルの下に搭載され、パワートレインは排気量6.9L V型12気筒エンジンを搭載し、最高出力604hp/最大トルク775Nmを発揮、トランスミッションは6速MT、駆動方式は後輪駆動[RWD]となります。

なおCLK-GTRは、過去に小室哲哉 氏も2台購入したことがあり、しかし何れも事前にメルセデスからレクチャーを受けることなく並行輸入で購入しているため、購入後に「自分の技術では運転できないことが分かった」と述べていました。

っというのも、この個体はメルセデスベンツ本社のエンジニアが、自らオーナーの元に訪問し、正式に運転方法などをレクチャーした上で販売・納車するのがスタンダードだったんですね。

それだけとんでもなく特殊な車で、おまけに世界限定6台のうちの一台が、こうして予期せぬ形で押収されるのは残念。

なおFBIによると、ライアン・ウェディングが、後に世界的な麻薬・マネーロンダリングの組織を率いて、文字通り「何トンものコカイン」をアメリカに密輸したと主張。

オリンピックの表彰台に立つ代わりに、ウェディングは今では(ネガティブな意味での)ワーストランキングに名を連ね、FBIの最重要指名手配犯リストに載り、逮捕につながる情報に対して1,500万ドル(日本円に換算して約23億円)の懸賞金がかけられています。

ちなみに、この一連の捜査の一環として、複数の国で合計10人もの被告が逮捕。

当局によると、メルセデスなどの押収資産は、企業の事業に関連したマネーロンダリングによる収益で、ウェディングとこの車との正確な関連性は調査中とのこと。

ウェディングが有罪判決を受け、資産が正式に没収された場合、CLK-GTRロードスターはFBIの監督下で売却される可能性があるわけですが、政府はこれまで、高額なランボルギーニやフェラーリ、マクラーレンなどの押収した高額車を、管理されたオークションを通じて売却してきました。

そう考えると、今回の個体は「過去トップクラスの高額車両」になると予想され、おそらくこの個体を超える押収車両は今後登場しないのではないかと予想されます。

1ページ目:まさに珍事!アストンマーティン・ヴァルハラのテストカーが速度違反で捕まる

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