スズキ新型フロンクスに衝撃の欠陥!豪州で衝突評価「1つ星」&販売停止命令。なぜ日本のメディアはこの「命に関わる不具合」を報じないのか?

今回はオーストラリアでのリコール届け出だが、日本仕様も対象となる恐れも?

スズキのBセグメントSUVでお馴染みとなる新型フロンクス (Suzuki New Fronx)。

日本でも2024年10月に発売されたコンパクトSUVで、トヨタ・ヤリスクロス (Toyoat New Yaris Cross)やホンダ・ヴェゼル (Honda New Vezel)/WR-V、マツダCX-3、日産キックス (Nissan Kicks)などが競合モデルとなります。

そんな競合モデルが多数存在するなか、充実した装備内容で魅了するフロンクスですが、何とオーストラリア市場では「衝突試験において、重大なシートベルト関連の不具合が発覚」したとのことで、既に新車の販売停止に加え、大規模なリコールが届け出されています。


シートベルト関連の構造結果に加え、「後部座席に人を乗せない」ように注意喚起

オーストラリアカーメディアDriveの報道によると、2025年12月22日に発表されたオーストラリア新車評価プログラム (The Australasian New Car Assessment Programme)/ANCAPの衝撃衝突試験にて、シートベルト巻き取り装置が故障する原因となった「製造上の欠陥」を修正するためにリコールを届け出。

既にユーザー向けに納車されているフロンクスに関しては、シートベルトの不具合が修理されるまで「後部座席の使用を直ちに中止する」よう強く求められており、衝突試験の調査が続く間、同車はすでに販売中止となっていることが判明しています。

リコールの対象台数は累計324台

今回のリコール届出による対象台数も見ていきましょう。

オーストラリアのスズキ販売店2社を対象に、2件のリコール通知が発行されており、その内の1件は、クイーンズランド州とニューサウスウェールズ州北部で自動車を販売するスズキQLD傘下の75台。

そしてもう1件は、オーストラリアの残りの地域で営業しているスズキオーストラリアが管轄する249台が対象となっています。

つまり、今回の対象台数は累計324台となりますが、「製造上の欠陥により、左後部シートベルトの巻き取り機構が意図したとおりに作動しない恐れがある」と記載。

その結果、事故や急ブレーキの際にベルトが過度に長く伸びてしまう恐れがあるようです。

オーストラリア特有の規制によるリコールではなく、根本的な設計ミス

ちなみに今回の不具合により、事故や急ブレーキの際、後部座席の左シートベルトが意図したとおりに作動しない場合、車両乗員の負傷や死亡のリスクが高まる恐れがあるとのことですが、オーストラリア特有の規制でリコールが届け出されたわけでなく、根本的な設計ミスという恐れが高い目、全世界向けに製造されているフロンクスも対象になることが予想されます。

2025年初め頃より、オーストラリアにて発売されたモデルに関しては、少なくとも1,447台のフロンクスが販売されたと報告されていますが、スズキは「欠陥の影響を受ける恐れのある車両のVIN範囲を特定した」と説明。

具体的には以下の通りとなります。

リコール通知日:2025年12月23日

メーカー:スズキ

モデル:フロンクス

製造年:2025年

影響を受ける車両:
・スズキQLDリコール対象は75台(クイーンズランド州およびニューサウスウェールズ州北部)
・スズキオーストラリアリコール対象は249台(オーストラリアの残りの地域)

繰り返しにはなりますが、オーストラリアでは既に、フロンクスの新車販売停止命令が出されており、欠陥に関する調査は継続中となっています。

2ページ目:フロンクスの致命的なリコール及び評価結果については、国内メディアでも取り上げておらず、自動車評論家も苦言