【独禁法違反の疑い】トヨタ新型ランドクルーザー70の「不適切な販売方法」が再び浮上で公取協も黙っていない。bZ4Xの抱き合わせ販売は本当に実在するのか?
一時期SNSで話題となった抱き合わせが販売が事実であれば、公取委は黙っていないだろうな…
トヨタが2023年11月に発表・発売した再再販の一部改良版・新型ランドクルーザー70 (Toyota New Land Crusier 70)。
本モデルが発売されて以降、いわゆる通常オーダーは一切受け付けておらず、基本的にはコアなランクルファンを対象に優先的に納車されている印象を受けます。
そんなランクル70の販売方法について、とある関西トヨタディーラーにて「抱き合わせ販売をしている」との疑惑があるわけですが、もしもこの情報が事実であれば、自動車公正取引協議会もしくは公正取引委員会からの警告を受ける恐れが高いとのこと。
具体的にどのような抱き合わせ販売がなされている恐れがあるのか、早速見ていきましょう。
bZ4Xを契約すれば、ランクル70の枠を準備できる?
早速、SNSにて問題視されている投稿内容を見ていきましょう。
昨年の実話
某トヨタ「bZ4Xを契約していただけるならランクル70の枠をご用意できます」
はい?? 笑
via:X(旧Twitter)
上の投稿画像にもある通り、極めて狭き門ともいわれている再再販ランクル70を購入したい場合、ピュアEVクロスオーバーの新型bZ4Xを購入すれば「枠を準備する」というもの。
実はこれ、過去にポルシェが新型911GT3 RSであったり、スパイダーRSや718ケイマンGT4 RSを契約する際、ピュアEVモデルのタイカンを抱き合わせで購入させるという、極めて悪質な取引なんですね。
ただ、上記の投稿内容にあるトヨタディーラー(おそらく関西エリア)が、本当にランクル70とbZ4Xを抱き合わせで販売しているのか、販売店スタッフさんと投稿者との会話で「軽い冗談でのやり取り」が取り上げられたのか、そもそもこのようなやり取りすらなかったのかは不明。
もしも、このやり取りが真実だったとして、本当に抱き合わせ販売をしているのであれば、当然のことながら公取協及び公取委も黙ってはいないでしょうし、以前大きな問題となったアルファード/ヴェルファイア/ランドクルーザーシリーズの「新車の抱き合わせ販売」、すなわち独禁法に抵触する恐れがあるわけですね。
ちなみに、この独禁法に抵触する恐れがあるとして、公取協からの警告を受けたのがトヨタモビリティ東京であり、実際の警告概要は以下の通り。
1.1)遅くとも令和5年6月頃から令和6年11月頃までの間、トヨタ自動車製の自動車である「アルファード」、「ヴェルファイア」又は「ランドクルーザー」(以下、「特定トヨタ車」)の新車の購入を希望する者に対し、不当に、特定トヨタ車の販売に併せて、
①同社が販売するボディコーティングの購入
②同社が販売するメンテナンスパックの購入
③同社が指定するトヨタファイナンス株式会社とのクレジット契約の締結
④同社による購入希望者からの自動車の下取り をさせていた疑いがある。2)令和6年11月頃、特定トヨタ車の販売業務に従事する従業員に対し、前記1)の行為を行わないよう指示するなどしていた。
2. 前記1.1)の行為は、独占禁止法第19条(不公正な取引方法第10項(抱き合わせ販売等))の規定に違反するおそれがあることから、公正取引委員会は、同社に対し、今後、同様の行為を行わないよう警告した。
via:自動車構成取引協議会
先ほどのbZ4Xとランクル70の抱き合わせ販売については、念のため私がお世話になっているトヨタディーラーでも取材させていただいたところ、案の定独禁法に抵触する恐れがあるとのことで、当然のことながらそのような違反行為は禁止ですし、冗談でもお客さんには提案できないとのことでした。
「そりゃ…まぁ、そうだよね…」と思いながらも、一番気になるのは、なぜこのようなブラックなやり取りをSNSに掲載してしまったのか?ということ。
単なる冗談でのやり取りだったり、嘘のやり取りであっても、トヨタディーラー曰く「トヨタメーカー含め、公的機関も定期的にSNSをチェックしているため、安易なことは投稿できない」とのことですし、仮に公取協の目に留まったときには、最悪の場合に関西のトヨタディーラーを対象に調査が入る恐れもあるわけで…
ちなみに、ランクル70も2023年に発売されて2年3か月近くが経過するわけですが、2026年内には年次改良版が販売予定とのことで、こちらもどのような改良・変更が入り、車両本体価格もどれほど値上げされるのか注目です。