フルモデルチェンジ版・日産の新型ノートe-POWERを整備士目線でレビューPart3!電動パーキングブレーキの仕組みやアンダーカバーの取り外しなども【動画有】
引続き新型ノートe-POWERの整備士目線インプレッションをチェックしていこう
ドラムブレーキを外すとこうなっている
そしてこちらは整備士目線だからこそ確認できる電動パーキングブレーキの内部。
後輪のドラムブレーキ裏側に設けられたモーター駆動(赤丸)により、ドラムブレーキ内部のワイヤー(青丸)を引っ張ることで摩擦面が広がり、これによってサイドブレーキがかかるようになるという仕組み。
こういったところは営業目線では見れないポイントですし、YouTube動画があるからこそ見れる便利な時代になりましたね。
ドラムブレーキはちょっとした改良も施されている
ちょっと順番は前後してしまいますが、こちらも整備士目線となるものの、後輪のドラムブレーキのセンターロックナットが無くなり、簡単に取り外しができるようになったのも大きなポイント。
先代のE12型ではロックナットで固定されていたため、整備面で工数が増えていましたが、今回の新型ノートe-POWERでは簡単に取り外しができるようになってから整備効率が格段にアップしているとのこと(ブレーキ鳴きやオートブレーキホールドのメンテナンスをする際には非常に便利)。
中々見れない新型ノートe-POWERのアンダー部分
続いては新型ノートe-POWERのアンダー部分を見ていきましょう。
前回のブログでもお伝えした通り、新型ノートe-POWERではアンダーカバーが採用され、空力特性も大幅に向上している一方、オイル交換などのメンテナンスの面ではちょっと面倒なことになっています。
しかもここまで広範囲でアンダーカバーが装着されたモデルだと、リーフやGT-Rぐらいとのことで新型ノートe-POWERもかなり空力面に力を入れていることがわかります。
早速アンダーカバーを外していきますが、やはりこの作業をだけでも結構一苦労のようですね。
アンダーカバーを外すとこんな感じ。
オイル交換時のドレインプラグやオイルフィルターが確認できるため、やはりこのカバーを外さないとオイルメンテナンスができないということに。
あとはこういったボルトナット径も大きくなったことで、車体下側の剛性が向上することはもちろんですが、先代E12型では採用されなかったナット径なので新たに工具を追加購入しなければいけないといった整備士事情もあるようです。
【【第2弾:下回り】整備士目線での新型ノートの紹介です!】