これがフルモデルチェンジ版・ホンダ新型CR-V?開発車両ベースながらも、その見た目は新型ヴェゼルの兄貴分でオフロードチックに変化

確定ではないものの、時期的なことを考えると確かに次期CR-Vの線が濃厚かもしれない

先日、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)をベースにした派生車種と思われる開発車両がスパイショットされた記事をご紹介しましたが、どうやら数多くの海外カーメディアが「今回初めて目撃されたテストカーは次期CR-Vだ」と説明。

現時点ではまだ明確な情報はなく、唯一明らかになっているのは、「ハニカム形状のフロントグリル」と、「フルモデルチェンジ版・新型シビック・セダン(ハッチバック)/ヴェゼルにて採用されるヘッドライトデザインが共通化」しているぐらい。

この他、次期CR-Vが濃厚思われるポイントは何があるのか?早速チェックしていきましょう。


武骨なスタイリングやサイズ感、競合モデルに注目してみよう

ちなみにこちらが、以前欧州のテストコースにてスパイショットされたホンダの開発車両。

海外カーメディアの情報によると、どうやら5代目CR-Vに比べてホイールベースが延伸され、フロントフードも延長、そしてサイドプロファイルが一気に長くなることで車内の快適性を大幅に向上させる狙いがあるそうです(プラットフォームも新世代ホンダ・アーキテクチャになる模様)。

とはいえ、CR-Vはトヨタ新型RAV4をライバル視するオフロードクロスオーバーでもあるため、あくまでも走りのテイストや方向性としては非都会派であるということ。

確かにボディのサイズ感や武骨なスタイリングを見る限り、前回のブログでもお伝えしましたが、ロングルーフでCピラーの傾斜はそこまで寝かせている感じではなく、どちらかというと三菱のフルモデルチェンジ版・新型アウトランダー(Mitsubishi New Outlander)や、ジープ新型グランドチェロキー(Jeep New Grandcherokee)のような角ばった印象があります。

あとはフロント・リヤオーバーハングが非常に長く見えるかと思いますが、リヤオーバーハングを延伸している理由には、2列5人乗りだけでなく3列7人乗りシートレイアウトもラインナップするためだと予想されます。

時期的なタイミングで考えると、2022年に次期CR-Vが登場するのが自然

引続きホンダ新型CR-Vについてチェックしていきましょう。

2021年の段階にて販売されている現行CR-Vは、2016年にフルモデルチェンジした5代目となり、2020年6月18日にはマイナーチェンジ版を発表・発売したばかりのため(おまけに中国市場ではPHEVが発表されたばかり)、僅か1年ほどにて次期モデルが登場するというのは考えにくい所。

▽▼▽関連記事▽▼▽

そうなると、ちょうど2度目のミッドサイクルとなる6年経過の2022年にはフルモデルチェンジ版として登場するのが非常に自然な流れとなるため、そう考えると海外メディアが報じている通り、次期CR-Vの可能性も十分に考えられるかもしれませんね。

次期CR-Vより、アルティウムバッテリー搭載型のピュアEVクロスオーバーとして誕生する?

なお次期CR-Vには、新型フィット4(New FIT4)やヴェゼル、ステップワゴンのようにデュアルモーターを組み合わせたe:HEVや、中国市場向けのPHEV以外にもい、アメリカ企業であるゼネラルマネージャー(GM)との共同開発によって実現するアルティウム(Ultium)バッテリーが搭載され、100%ピュアEVクロスオーバーになるとの情報も。

今回の開発車両では断定できないものの、(パッと見た感じ)リヤフェンダーにあるはずのフューエルリッド(給油蓋)が確認できないため、そうなると次期CR-Vより本格的にアルティウムバッテリーが搭載されるのかもしれません(もしくはガソリン/ハイブリッドを先行にて発売し、ピュアEVのみ遅らせて発売することも考えられそう)。

そうなると、2021年末頃より発売予定となっているトヨタ新型RAV4 EVや、2021年中頃に発売予定となっている日産の新型ピュアEVクロスオーバー・アリア(Nissan New Ariya)と真っ向勝負になると思われます。

☆★☆ホンダ関連記事5選はコチラ!☆★☆

Reference:Motor1.com, CARSCOOPS