日本市場向け・トヨタ新型カローラクロスが2021年9月14日に発表/8月に生産開始へ!月産台数は7,000台、2022年には欧州/豪州にも輸出予定

2021-06-24

トヨタはSUVのラインナップモデルに死角を作るつもりはない

海外市場のみならず、日本市場でも過熱するSUVモデルですが、2021年爆発的ヒットを飛ばすことが期待されるホンダのフルモデルチェンジ版・新型ヴェゼル(Honda New Vezel)が4月23日に発売され、その後はトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)が2021年8月1日に発売予定、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型NXが2021年秋頃と、そして新型ランクル委300との兄弟モデルとなる次期LX600が2021年末頃と、続々と新型SUVが登場します。

そんななか、トヨタからも期待のオフロードCセグメントSUVモデルとなる新型カローラクロスが2021年9月14日に発売されるとなると、これでトヨタのSUVラインナップに一切の死角なく、2021年もトヨタの圧倒的な攻勢になるものと予想されます(っというか共喰いの危険性があるも、それはトヨタも承知のうえ)。

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タイ市場にて販売される新型カローラクロスとほぼ同じだが、一部異なるところも?

ちなみに新型カローラクロスについて、自動車情報誌ベストカーの報道によると2021年秋頃に発売されると報道していて、基本的な構成はタイ市場にて既に販売されるモデルと同じになるとのこと。

プラットフォームは、既存モデルとなるカローラシリーズのTNGA-Cを流用し、パワートレインも排気量1.8L 直列4気筒エンジン/同エンジン+電気モーターを組み合わせるハイブリッドシステムの2種類がメインになると予想されるも、ベストカーによればハイブリッドのみをラインナップするとの情報もあるようです。

具体的な理由については明らかになっていませんが、電動化のニーズやC-HRとの共喰いを避けるための配慮と説明しているものの、よくよく考えてみるとC-HRのガソリンモデルは1.2Lターボになるため、パワートレインでカブるといった恐れは全く無し。

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ガソリンモデル本来のオンロード/オフロードでの走りの楽しさを追求する意味では、ガソリンモデルのラインナップも十分考えられるのではないかと予想しています。

カローラクロスの立ち位置はどうなるの?

ちなみに、トヨタが現在日本市場向けに販売しているSUVラインナップは以下の通りですが、ほとんどのセグメントを埋めてくるほどに徹底していて、将来的にはクラウンSUVも登場するともいわれているため、まさに他のメーカーが真似できないような圧倒的な資金力と開発力には驚かされるばかり。

◇ライズ(全長3,995mm×全幅1,695mm×全高1,620mm)

◇ヤリスクロス(全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mm)

◇C-HR(全長4,385mm×全幅1,795mm×全高1,550mm)

◇ハリアー(全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mm)

◇RAV4(全長4,610mm×全幅1,865mm×全高1,690mm)

◇ランドクルーザー・プラド(全長4,825mm×全幅1,885mm×全高1,835mm)

◇ランドクルーザー300(全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,870mm~1,889mm)

なお、これらのSUVラインナップのなかで新型カローラクロスはどのカテゴリに該当するかというと、やはりCセグメントSUVのC-HR。

新型カローラクロスのボディサイズは、全長4,460mm×全幅1,825mm×全高1,620mm、ホイールベースは2,640mmとなるため、C-HRとハリアー(or RAV4)の中間的な立ち位置になります。

またSUVのキャラクターとしては、C-HR/ハリアーが都会派SUVであれば、ゴリゴリな見た目の通りRAV4と同じフロード志向のSUVで、駆動方式も四輪駆動(4WD)メインでのラインナップになるものと予想されているそうです(一部のグレードでは前輪駆動も登場?)。

魅力度は高そうだが、ちょっと気になるところも

続いて気になる内装についてですが、タイ市場にて販売されているカローラクロスを見ていくと、ステアリングやセンターシフトなどを見ていくと新型ハリアーと同じパーツを流用しているため、そこまで先進的な機能性や装備には期待できなさそうですが、最も気になっているのがパーキングブレーキ。

タイ市場にて販売されている新型カローラクロスは、足踏み式のサイドブレーキが採用されているため、C-HR/RAV4/ハリアーのように電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールド機能が搭載されていないのが難点(但し北米市場向けは電動パーキングブレーキ&オートブレーキホールドが採用されている)。

日本市場向けに関しては、タイ市場と異なる機能性を持たせてくるのかはわからないものの、個人的にはSUVモデルを購入する上では結構重要な装備だとも考えているため、できれば搭載してほしい機能の一つではありますね。

カローラクロスの気になる価格帯は?

最後にベストカーによれば、新型カローラクロスの価格帯は約250万円~340万円の設定で、C-HRとRAV4の中間あたり、そしてホンダ新型ヴェゼルに近い価格帯になるようです。

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Reference:日刊工業新聞Bestcar