おっ、おう…フルモデルチェンジ版・トヨタ新型シエンタの先行予約は2022年8月上旬予定ながらも「内外装デザイン非公開のため仕様(文字)だけを見て決める」店舗も多いようだ

2022-07-23

ギリギリまで情報を公開しないトヨタに対し、ホンダは先に情報と実車を公開している

こういったトラブルを避けるため、例えばホンダであれば、発表・発売の3か月以上前に内外装デザインをティーザーサイトにて先行公開し、更には発表までに実車に触れられるように全国キャラバン展示会を開催するなど、ユーザーにとって有利な販促活動を進めていることを考えると、今回の新型シエンタ/クラウンの一切公けに情報を公開しないとスタイルは「ちょっと厳しいのでは?」とも思ったり。

おそらく今後登場するであろうフルモデルチェンジ版・新型プリウス(New Prius)/新型アルファード(New ALPHARD)なども同様の流れになると思われますし、納車後に「ボディカラーが違う!内装が思ってたのと違う!」といったトラブルが起きないためにも、画像含めた事前情報は小出しでも展開した方が良いのでは?というのが正直なところ。


発売前から納期1年が当たり前になっているのは普通ではない

via:Twtitter

今回は新型シエンタに限定して説明しているものの、先に発表・発売予定の新型クラウンは更に情報が少ない上、しかもシエンタよりも高額な500万円~700万円台での大きな買い物になるため、言ってしまえば失敗は許されない買い物(どのモデルでも失敗はしたくないですが)。

発表前の内外装デザインがわからない状態で購入するのが当たり前のような風潮になっているのもちょっと驚きですが、みんながみんな同じ買い方を実践できるわけではないですからね…

ちなみにトヨタ公式ホームページでは、新型シエンタに関するアナウンスは一切しておらず、現行シエンタが受注ストップしていることもアナウンスしていないため、メディア情報やSNSを閲覧しない方からすれば「いつ新型が登場するの?」と思うのが正直なところだと思います。

最も苦しい状況に立たされているのはディーラー

これは顧客側だけでなくディーラー側も苦しい状況だと思いますし、情報規制が厳しくも限られたなかで新車をアピールしていかなければならず、しかし売れ過ぎると今度は納期問題で顧客に迷惑をかけてしまうといった矛盾が生じるのも事実。

受注ノルマや査定、見積もり、保険といった様々なミッションが与えられている営業マンからすると、もっとスマートに車を販売させてほしいという声も多いですし(SNSでも多く見られる)、そう考えるとメーカーとしては「直前に情報を投げて終わり」ではなく、計画的な情報展開とディーラーと顧客へのフォロー/ケアも検討してほしいところです。

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