恐れていたことが…ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型フェアレディZ(RZ34)に販売停止&納車保留命令!9速ATモデルに不具合アリ…日本仕様も納期遅れの対象に?

2022-09-23

日産は、今回の不具合は約20万台に対して1%の割合で発生していると説明しているが…?

なお日産は、今回の不具合についてNHTSA(米国運輸省道路交通安全局)に対し、「約20万台に対して1%(2,000台)の割合で不具合が生じている」と報告しているものの、2022年8月の工場監査においては、何と83台中11台(13%)に同様の症状が起きていることも明らかに。

こうした問題が起きてしまった以上、新型フェアレディZが製造されている栃木工場では、9速ATモデルに限り顧客向けに出荷することができないことになりますが、そうなってくるとやはり日本仕様の9速ATモデルも同様の問題を抱えることになりそうですし、近々国土交通省のプレスリリースでも明らかになるのではないかと予想されます。

ちなみに私も、セイランブルー×スーパーブラックルーフの新型フェアレディZ[9速AT]を購入・契約済みで、既に残金は支払い済ですが、今回の問題がここまで大事になると、さすがに納期は大幅に遅れることになりそうですし、私だけでなく9速ATモデルを待ち望むユーザーはまだまだ修行期間が長引きそう。


初年度500台の生産枠もどうなる?

そこで一つ気になるのが、初年度(2022年度)500台分の枠に入った方で、9速ATモデルの工場出荷が保留扱いとなってしまった場合、「2022年度の500台分の枠にギリギリ入らなかった6速MTモデルの納車待ちの方はどうなるのか?」ということ。

2023年3月末までの生産枠が決まっていたとしても、9速ATモデルの生産をこのまま続けるのは非常にリスクがありますし、それであれば不具合が生じていない6速MTモデルを優先的に生産することの方が賢明だと思うんですね(ただでさえ当初のスケジュールから大幅に遅れている)。

不具合のある製品が顧客に納車され、何かトラブルが起きてからでは遅いですし、そういった意味ではこのタイミングで発見できたことは不幸中の幸いだと思いますから、あとは見つかった不具合をいかに確実且つスピーディに対応していけるかがポイントだと思うので、今はただひたすらに納車を待ちたいところです。

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Reference:autoblog.com, motor1.com