フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスより導入される新型サービス「KINTO Unlimited」への不満。OTAアップデートを大々的に謳っているが、これまで迅速かつまともなアップデートは行われてこなかった件

2022-12-09

ディスプレイオーディオの不具合はトヨタ新型ヴォクシーからも

その後、2022年3月にトヨタ新型ヴォクシーが納車され、早速ディスプレイオーディオをチェックしていくと、この時点ではレクサス新型NX/LX600での不具合が解消されておらず、OTAアップデートも行われていなかったため、不具合が多く見られたversionからのスタートでした。

気持的には「一からやり直しか」という気持ち程度でしたが、ヴォクシーの正式なOTAアップデートが実施されたのは納車されてから約半年経過しての2022年9月。

しかも、その前に一度だけ「メーカーから何の予告も無く」OTAアップデートが配信されたとのことですが、このアップデートソフトウェアに不具合(バグ)が確認されたため、即配信を停止。

まだ導入して1年も経過していないですから、不慣れな部分があるのは致し方ないと思っていましたが、一番のダメ押しはその後に私に納車された新型シエンタ(New Sienta)でした。


新型シエンタのディスプレイオーディオも全く改善されていなかった

2022年10月に私に納車された新型シエンタですが、納車直後にディスプレイオーディオを確認したところ、何とNXやヴォクシーのアップデート前のversionのままだったんですね。

2022年9月に大規模リコールも兼ねたOTAアップデートは一体何だったのだろうか?と思わせる完成度の低さで、「シエンタでもまた一から不満に思うポイントを洗い出していくのだろうか…」と感じたのも正直なところですし、トヨタ側も「レクサスNX/LXやトヨタ・ヴォクシー/シエンタを全て購入する人などいないだろう」と思っていたのかもしれず、敢えてヴォクシーのアップデート内容をシエンタに反映させなかったのかはわからないものの、何れにしても顧客に提供する商品とは思えないほどにお粗末。

2022年12月時点で、シエンタのOTAアップデートは1度も行われていない

同じシステムのディスプレイオーディオと新世代コネクティッドナビを搭載しているのであれば、せめてナビゲーション関連の情報はversion統一してほしかったですし、何よりもシエンタが納車されてからまだ一度もOTAアップデートのソフトウェアが配信されていないのは非常に残念。

当初は、メーカーからディーラー経由で2022年11月中旬頃に修正版のアップデートを配信するとの通達があったそうですが、予定日となる2022年11月中旬に再度ディーラー経由でメーカーに確認したところ、「2023年1月頃に遅れることになった」とのことで、遅れる理由も明らかにされなかったのは非常に残念に思う所。

こうした経緯があるなかで、トヨタの新サービスKINTO Unlimitedの一番売りとしているものにソフトウェア(OTA)アップデートがあるわけですが、定期的なアップデートも無ければレスポンスも非常に悪い状況で、この項目を大々的に謳っても良いものなのか?という疑問や不安はありますし、これまで4車種で同じことが起きるとするなれば、おそらく新型プリウスでも同様の不具合や不満が起きるのではないか?と予想しています。

ちなみに新型プリウスも購入を検討しているところですが、残念ながら私がお世話になっているトヨタディーラーでは抽選形式での販売となるため、実際に購入できるかどうかはわからないものの、仮に購入出来て早く納車されましたら、ディスプレイオーディオも忖度なく評価していきたいと思います。

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Reference:TOYOTA