フルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウスの盗難対策用「触媒コンバーターシールド」が大人気!何と納期は半年以上…更に先代プリウスの触媒コンバーターの交換も納期8か月以上で別の問題も

トヨタ・プリウス用となる新品の触媒コンバーターが品薄→転売が横行か

そしてこれもまた難しい問題なのが、アメリカでは新品の触媒コンバーターが不足しているために、その価格帯が価格が1.5倍~2倍近くにまで上昇しているところもあるそうで、いわゆる触媒コンバーターの転売が横行しているとの情報も。

多くのプリウスオーナーに対して金銭面での負担、早く交換しなければ盗難の恐怖など、常に謎のプレッシャーと戦うことになるわけですが、その一方で保険会社もその影響を受けているなど、なぜここまでプリウスに対するネガティブイメージが付きまとうのかは謎。

ちなみに交換用の触媒コンバーターは、カリフォルニア州大気資源委員会の承認を受ける必要があり、トヨタが販売するモデルは約1,800ドル(日本円に換算して約24万円)で販売され、Magnaflowのモデルは2,800ドル(日本円に換算して約24万円)で販売されていましたが、どちらもほぼ完売状態となっています。

なおアメリカの法執行機関(LEA)は、この問題に対して「積極的な動きが見られない」との報道ではあるものの、カリフォルニア州においては、個人が所有権の証明なしに触媒コンバーターを所有した場合「違法」となる可能性があることを示しており、少しずつではありますが、車の盗難関連に対する動きが厳しくなっているのは大きな進歩だと思います。


新型プリウスを対象に触媒コンバーターを保護するためのシールドパーツも販売

あとは前回のブログでもお伝えの通り、アメリカ市場に限定されますが、北米トヨタとMillerCATとの共同開発によって実現した新型プリウスの触媒コンバーターを保護するためのシールドパーツが、トヨタ正規ディーラーにてオプションとして販売されているものの、こちらもかなりの人気だそうで既に納期半年以上になっているとのこと。

この触媒コンバーターシールドは、5052グレードのアルミニウムと304ステンレス鋼で作られていて、ドリルを必要とせずに取り付けることが可能となっています。

また、窃盗団が貴重な触媒コンバーターを盗もうとするのを思いとどまらせるための改ざん防止ネジキットも含まれているのもポイントですが、この保護シールドが先代プリウスにも流用できるのかどうかは不明です。

日本でも何れ市販化されるのかは不明ですが、今後触媒コンバーターの盗難が相次ぐ場合は、社外メーカーやトヨタディーラーオプションとしてラインナップされる可能性も高そう。

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Reference:CARSCOOPS