トヨタ新型シエンタHVの納車後8か月で気になるポイント。「64GBのUSBメモリだと音楽が再生されない?」「後席スライドドア開閉時の異音が大きくなってきた」等

(続き)トヨタ新型シエンタが納車されて8か月経過しての気になるポイントは?

引き続き、トヨタ新型シエンタが納車されて8か月経過しての気になるポイントをチェックしていきましょう。

メディア再生用のUSBメモリが64GBだと再生されない

続いては、トヨタ新型シエンタだけに限らず新型プリウス(New Prius)や新型ヴォクシー(New Voxy)、レクサス新型LX600/NX350h F SPORTでも同様なのですが、とあるメモリ容量のUSBを挿して音楽再生しようとすると、認識せずに音楽が再生されないという問題が発生しています。

ちなみにシエンタに挿しているのは64GBのUSBメモリ(Lexer)。

これよりもメモリ容量が小さいが32GBのUSBメモリだと音楽再生されるのですが、いつもお世話になっているトヨタディーラーの情報によると、どうやら工場出荷前に装着されるメーカーオプションもしくは標準のディスプレイオーディオでは、容量は32GBまでで、1ファイルの最大サイズは2GBまでのUSBメモリに対応しているとのことから、そもそも64GBには対応していないということに。

ホンダや日産のディスプレイオーディオでは64GBのUSBメモリは使用可能!トヨタに使い回しできないのは残念

ちなみにこの64GBのUSBメモリによるメディア再生ですが、ホンダ新型ZR-V/シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)などのディスプレイオーディオや、日産の新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)/エクストレイルe-POWER(New X-Trail e-POWER, T33)/セレナ(New Serena, C28)のディスプレイオーディオでは再生可能でした。

個人的には、こういった大容量のUSBメモリで多くの音楽入っているモノは、色んな車にも使い回ししたいとも考えて、しかしトヨタのディスプレイオーディオでは流用できないという残念に思う所です。


ディスプレイオーディオが定期的にブラックアウト

最後は、ディスプレイオーディオのブラックアウトについて。

こちらもシエンタに限らず、トヨタ/レクサスのディスプレイオーディオに共通して言えることではないかと思いますが、定期的にディスプレイが真っ黒になるようなブラックアウト(シャットダウン)が発生するんですね。

特に2023年2月1日より、トヨタ/レクサスのディスプレイオーディオ大幅OTAアップデートによるソフトウェアの更新が実施されて以降、確かにナビゲーションなどの使い勝手は向上(っというかディーラーオプションナビ相当のレベルにようやく追いついた?)したものの、その一方でメモリが重すぎるのかは不明ですが、画面がフリーズしたり、音楽再生中に何もしていないにも関わらず停止→しばらくして再び再生、そしてブラックアウト→自動で再起動することが定期的に発生しているんですね。

こうした不具合が定期的に起こるとなると、特に新世代コネクティッドナビで土地勘のないところへ行先指定しているようなシチュエーションだと、いきなりブラックアウトされてとても困ることが多いと思うんですね。

ましてや首都高速道路や愛知県の名古屋高速都心環状線など、ジャンクション(JCT)が多く車線変更を何度も行う必要があるところで、いきなりディスプレイオーディオがブラックアウトすれば大変。

せっかく車の完成度としては高いのに、ディスプレイオーディオがこれだけ致命的な欠陥が多いとなると、トータル面での商品力の低下にもつながってしまいますし、一刻も早く原因を突き止めて問題解決に努めてほしいところです。

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