これ本当?フルモデルチェンジ版・日産の新型エルグランド(E53)が2024年にデビューとの噂。エクストレイル(T33)と同じ1.5Lターボ&e-POWER搭載で、競合アルヴェルに対抗か
(続き)フラッグシップミニバン市場は、本来ニッチな市場のはずだが、トヨタ新型アルヴェルがあまりにも強すぎる
ちなみに、2023年12月に発売されるホンダのフラッグシップミニバン&中国製の新型オデッセイ(Honda New Odyssey)は、プラットフォームやパワートレイン、ヘッドライト意匠などは2021年モデルから一切変更されず、3列7人乗りをベースにした3グレードのみの展開となる予定です。
おそらくは、オデッセイの再販を望む声が非常に多かったのだと予想されますが、ホンダでさえも新規開発のプラットフォームやパワートレイン、新デザインを導入するのではなく、既存モデルの一部改良版という形で勝負するため、いかにフラッグシップミニバンというジャンルがニッチなもので、そのなかで新型アルヴェルが圧倒的な強さと人気を維持し続けていることがよくわかるかと思います。
ミドルサイズミニバンのように、ファミリー層を考慮した200万円台からのスタートではないですし、どんなに安くとも400万円後半からのスタートになるでしょうから購入層も大幅に限られることは確実。
日産のもう一つの課題は「納期」
果たして次期エルグランド(E53)では、今ある開発予算からどれだけのオリジナリティと新機能を導入してくるのかは不明ながらも、グーネットの報道によれば日本市場だけでなく中国市場や東南アジア市場にも展開していく計画があるとのことで、そうなれば今度は納期面でも不安視されることは容易に想像できるかと思います。
またグーネットの情報によれば、どうやらエルグランドのプラットフォームをベースにすることで、三菱のフルモデルチェンジ版・新型デリカD:5(Mitsubishi New Delica D:5)の開発も進めている可能性を示唆していますが、本モデルも2007年にデビュー16年が経過しますし、新型デリカミニ(New Delica Mini)が2023年5月25日に発売されたことをきっかけに、兄貴分としてそろそろ新たな動きがあってもおかしくはないところだと思います。
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Reference:Goonet