あれっ、まだ使えるぞ?フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)が納車されて2か月半が経過するも、プロパイロット(ProPilot)2.0がまだ使用できるようだ

(続き)日産の新型セレナe-POWER LUXIONのプロパイロット2.0について

引き続き、日産の新型セレナe-POWER LUXIONのプロパイロット2.0についてチェックしていきましょう。

プロパイロット2.0が利用できない条件とは?

先程はプロパイロット2.0が利用できる条件をお伝えしましたが、反対にプロパイロット2.0を使用するなかで制限がかけられる例としては以下の通り。

・継続してGPS受信できず、自車位置が確定できない状況(長いトンネルの中など)

・対向車線と分離されていない場所(中央分離帯が無い、または縁石やラバーボールの場合等)

・料金所、出口、サービスエリア(SA)/パーキングエリア(PA)付近、ジャンクション(JCT)・連絡路内

・工事区間などの交通規制区間

・走行路の制限速度を超えた場合(+15km/h以上)

・ドライバーモニターでドライバーが前方を見ていないことを検知した場合

・ワイパーが低速以上で作動している場合

・制限速度60km/h未満の区間(一時的な速度規制は除く)

・急カーブ・車線幅の狭い道路

・頻繁に分岐合流が存在する区間


結局プロパイロット2.0はいつまで使用できるの?

セレナe-POWERルキシオンが納車されて2か月半が経過しても、年会費25,520円(税込み)のNissan CONNECTプランを支払わなくてもプロパイロット2.0が使用できるのは嬉しい一方で、最も気になるのは「いつまでも無料お試しキャンペーンが続くのか?」ということ。

今のところ新車登録後2か月半経過しても利用できていますが、そもそも無料お試しキャンペーンが設けられていること自体、日産の公式ホームページに記載されていませんし、無料お試しキャンペーンが設けられていても「新車登録から〇か月までお試し可能!」といった情報が一切無いのは非常に残念。

例えばNissan CONNECTナビに、「プロパイロット2.0無料お試し期間、残り〇日」といった形でポップアップウィンドウを表示するなど、分かりやすいアナウンス方法はいくらでもあるわけですから、日産はもっと自社製品のPR含めて上手くアピールした方が良いと思います(芸能人が日産を運転するだけのテレビCMはあまりにもインパクトが薄く、印象に残らない)。

プロパイロット2.0を一度知ってしまうと、他のアダプティブクルーズコントロールに戻れなくなる

新型セレナe-POWER LUXIONが納車されてから、実際に何度かプロパイロット2.0を利用して思ったことは、ハンズオフ運転の良さを一度知ってしまうと、他メーカーのクルーズコントロールに戻れなくなってしまうということ。

それだけ快適で体にかかる負担が少なく、それでいて前車との追従性能と加減速のナチュラルさは、他メーカーのクルージング性能を上回るレベルなので、この点は実際に乗ってみて初めて高く評価できるところだと思います。

もちろん、車線変更時やステアリングの余分な介入や、速度標識の読み取りによる強制的で意図しない減速など、まだまだ課題が残るものもありますが、常に先進技術で一歩先を行く積極性は素晴らしいと思うところ。

だからこそ、今回の「プロパイロット2.0がまだ使える!」ことに関して、日産はもっと自社製品のアピールや宣伝、キャンペーンといったマーケティングをもっと工夫してほしいと思わせる瞬間でもありました。

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