ホンダ新型ZR-Vの気になるポイント「シートヒーター/ステアリングヒーターの効き始めが他車種に比べて遅い」「2025年モデルから”シレッ”とType-Cに変更」等

(続き)ホンダ新型ZR-Vの納車後の気になるポイントは?

引き続き、ホンダ新型ZR-Vが納車されてからの気になるポイントを見ていきましょう。

EVモードでの走行割合は短め?

これは特に不満というものではなく、あくまでも「気になる」という程度の内容なのですが、ZR-VのEVモードでの走行割合が、ステップワゴン(New STEPWGN)e:HEVや過去に所有していたヴェゼル(New Vezel)e:HEV、フィット4(FIT4)e:HEVに比べると少ない印象で、特に60km/h未満でのアクセル開度によっては、瞬間燃費が20km/Lを切るようなシーンが多いと感じました。

ハイブリッドモデルの場合だと、ある程度の速度域までアクセルを踏み込んだあと、一気にアクセルを離して惰性で速度を調整しつつ、その後アクセルペダルの踏み量を微調整することで、ガソリンを消費しないようなEVの域を維持し続けて走らせることが多いのですが(もちろん周りの流れに合わせて走らせている)、ステップワゴンやヴェゼル、フィットの場合だと、アクセルを約30%まで踏んでもEVを維持していました。

ZR-Vはハンドリングや走りを重視しているため、ハイブリッドのプログラムも独自にセッティングしている?

しかしながら、ZR-Vも同じような感覚で30%ほど踏み込むと、すぐにエンジンが始動してEVモードではなくなり、気が付けば瞬間燃費バーもMAX40km/L以上から20km/L未満になることが多め。

ZR-Vの場合、ハンドリング性能や走りに特化したSUVとして味付けしているからなのか、ハイブリッドのセッティングも独特なのかもしれないですし、捉え方によっては「スポーティな車を操作している」という風に見ることもできるので、あくまでも「気になる」という程度に留めています。

人によっては、「ハイブリッド=燃費の良い車」と考える方も少なくないと思いますから、「ZR-V e:HEVは燃費の良い車」という前提で乗ると、少しギャップを感じる可能性もあるかもしれません(DセグメントSUVで平均燃費20km/L付近を走れるので、燃費が良いのは事実ですが…)。


なぜ最初からUSB Type-Cにしなかったのだろうか…

最後は、ZR-Vの後席専用のUSBポートについて。

私に納車された2023年モデルは、後席のUSBポートがType-A 2口なのですが、2023年10月に発表/2024年夏頃に発売予定となっている2025年モデルの新型ZR-Vでは、なぜかUSB Type-A → Type-Cに変更されるんですね。

こちらが2023年11月22日時点でのホンダZR-V公式ホームページに掲載されている画像で、しっかりと後席用USBポートが急速充電対応のType-Cに変更されています。

なぜ一部改良でもないイヤーチェンジのタイミングで、Type-A → Type-Cに”シレッ”と変更してきたのかはよくわからず、それなら最初からType-Cのポートを設定してほしかったな…と思う所です(これは少し不満要素が含まれているかも)。

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