ランクル愛が凄い…僅か1年余りで「24台」ものトヨタ・ランドクルーザーが納車された男が話題に!「ランクルは裕福な人達が乗る車だ。だから私も頑張ってここまで来たんだ」

(続き)中東からの輸入に拘るのも、左ハンドル&MTのランクルを所有したいから

チャド・ナシル氏によると、これらのランドクルーザー全ては中東からの輸入品だそうで、すべて左ハンドルであり、トランスミッションも全てMT(マニュアルトランスミッション)なのだそう。

そのため、ATモデルのランクルプラドや新型ランドクルーザー300、一部改良版・新型ランドクルーザー70は全く興味がないそうで、こういった限定的な仕様を持つランクルは中東市場向けの個体が多いのだそう。

ランドクルーザーシリーズにも色々ありますが、彼が初めて購入したのは2013年式と2015年式の70系で、2013年式が自分用、2015年式が父親用と、ある意味ランクルに対する熱はマニアックで情熱的。

その後、走行距離わずか60,000マイル(約96,000km)の70系ランドクルーザーのピックアップトラックをサウジアラビアにて発見し、彼はすぐに購入。

中東からアメリカ輸入するにも複雑な検査を通過する必要があるようだ

但し、すぐにアメリカへと輸入することは難しく、一旦サウジアラビアにて登録した後で検査を実施し、その後アメリカへと輸入してサイド登録する必要があったため、その流れも複雑で大変だったそうですが、彼はランドクルーザーのためならお金や時間を惜しむことなく、ようやくアメリカへと正規で輸入することに成功。


彼にとって「走行距離10万km程度」のランクルは、新品に近い感覚のようだ

なお彼の中では、約10万km走行したランクルは「まだまだ走行距離が少ない車」だと考えているそうで、現在彼が所有しているコレクション用のランクルで最も走行距離が多いのは、1997年式で180,000マイル(約29万km)なのだそう。

ただ年式と走行距離の割に、内外装のコンディションは十分すぎる内容だそうで、コレクション用として保管する際には自分自身で徹底的に美しく修復してから保管しているとのこと。

もちろん、自分自身が毎日乗り潰して楽しむためのランクルもあるそうで、その個体は2015年式で、走行距離も既に200,000マイル(約32万km)を突破しているそうです。

そのため、上の画像にて収められているランクルのほとんどが新品同様の美しさを維持していて、これから新たに追加されるであろうランクルも同様のコンディションへと生まれ変わることになりそう。

既に新たに3台の中東市場向けランクルの購入を控えているようだ

海外カーメディアRoad&Trackの報道によると、この15か月間で毎月1~2台のペースでランドクルーザーを購入しているそうで、彼自身はまだまだ満足していないのだそう。

彼は今後、更に3台のランクルを購入予定だそうで、それぞれカタール/イエメン/オマーンといった中東を中心としたエリアから購入するのは変わり無さそう。

彼がそこまで中東市場に強いこだわりを持つのも、先述の通り左ハンドル&MT仕様だからだと思いますが、ある意味ここまでユニークなランクルマニアは珍しいと思いますし、一体どこまで増え続けるのかも楽しみに見届けたい所です。

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Reference:Road&Track