トヨタのホワイトパール(070)塗装剥がれよりも酷いかも…保証対象外となるヒョンデi20が塗装剥がれでオーナー激怒→グループを立上げ「保証修理」するように集団訴訟を起こすようだ

(続き)ホワイトの塗装剥がれ問題について、ヒョンデ・オーストラリアも既に周知・検討しているようだ

今回のヒョンデモデルの塗装剥がれ問題について、地元カーメディアDriveは、実際にヒョンデ・オーストラリアの広報担当に問合せし、Facebook掲示板の投稿内容について確認したところ、どうやらヒョンデグループ内でも情報共有されているとのこと。

過去に塗装の保証期間が超過したモデルでも、状況に応じてメーカーが保証修理するように働いてきたそうで、集団訴訟で大事になる前に、早い段階で対応するように調査を進めているそうです。

私たちヒョンデは、可能な限り多くのケースで問題を解決するための継続的な努力を行っており、お客様への善意とサポートのしるしとして、車両の塗装保証期間を超えたものも含め、数多くの車両クレームをカバーしてきました

私たちは、提出された塗料のクレームを評価し続け、お客様に満足のいく解決策を提供するよう努めています。

お客様には、お客様のケースの詳細と特定の車両の問題を確認するために、ヒョンデカスタマーケアまたは、最寄りのヒョンデディーラーにご連絡いただくことをお勧めします。

ヒョンデカスタマーケアの電話番号は「1800-186-306」です。

この種の問題が発生したほとんどの車両の保証期間は3年です。

ただし、ヒョンデはケースを個別に検討し、適切と判断した場合には顧客の車両を無料で修理します


ヒョンデ・オーストラリアの対応にて気になるポイントも

ヒョンデ広報部の回答にもある通り、保証期間は過ぎていても、個別に調査・検討することで保証修理すると回答しているものの、具体的にどの範囲で保証修理すると判断するかは不明。

製品の耐用期間に関しては、オーストラリアの消費者法に基づき、2011年以降に購入された車両は、外観も含めて「許容可能な品質」でなければならないとのことで、今回のような2015年型ヒュンダイi20ハッチバックも、2018年~2021年の間に4回塗装修理するためにヒョンデとは異なる社外の作業場で修理されたモデルについて、保証修理が適切に行われるべきかも調査することになりそう。

この車に関しては、車全体を再塗装するのではなく、4回に分けて各エリアを個別に塗装しているそうで、2022年には未修理のパネルにも塗装剥がれが発生し始めたものの、ヒョンデディーラーに相談しても修理拒否されたと説明。

オーストラリアだけでなく、既にカナダでは集団訴訟が起きていて、アメリカでも訴訟を求める声も

オーナーは、ヒョンデから「無視されている」と主張していて、先述にもある通り、要求に応じられない場合にはヒョンデグループに対して集団訴訟を起こすように動いているとのことですが、最近ではSNSやYouTubeなどにてトラブル事例を公開することで拡散され、保証対象外のモデルでも(メーカーイメージを守るために)修理するといった逆転事例があるだけに、今回の問題も状況が一変しそうなところ。

ちなみに、今回はオーストラリアでの例になりますが、カナダでは既にヒョンデに対して塗装剥がれの集団訴訟が起こされていて、「KIA and Hyundai Defective Paint Class Action Group (起亜・現代自動車の欠陥塗装集団訴訟グループ)」というフェイスブックグループには3,100人の会員がおり、アメリカでも同様の訴訟を求めているとのことで、既に大事になっているようです。

1ページ目:2015年式ヒョンデi20の塗装剥がれが想像以上に酷い…どれだけ塗装剥がれが発生している?

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Reference:Drive