フェラーリ大ピンチ?リコール対象だった458イタリアが「杜撰な修理」で事故寸前→訴訟問題にまで発展!ランチア新型イプシロンHEVが世界初公開

(続き)ランチア新型イプシロンにハイブリッド(HEV)モデルが追加!

続いて、イタリアの自動車メーカーであるランチアが、新世代ピュアEV・Bセグメントハッチバックモデルとなる新型イプシロン(Lancia New Ypsilon)を発表しましたが、少しタイミングを遅らせてハイブリッド(HEV)も発表しました。

ピュアEVモデルと並行して販売される新型イプシロンHEVは、排気量1.2L 直列3気筒エンジン+48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることにより、システム総出力100psという意外と控え目なスペックを持つ街乗りモデルとしてラインナップされるようです。

トランスミッションは、6速e-DCTのみを搭載し、0-100km/hの加速時間は9.3秒、最高時速は190km/hにまで到達すると云われています。


仕様を見る限り、何かに特化しているわけでもなく「こういうので良いんだよ」的な内容に思える

パフォーマンス内容を見ると、そこまで特化したモデルには見えない新型イプシロンHEVですが、気になる燃費性能としては21.7km/Lとこれまた微妙な数値。

ランチア曰く、このモデルにはeクリーピング機能や、eキューイング機能があるとのことで、EVモードだけで短い距離を走行できるとも説明。

このパワートレインは、多用途性と「環境への配慮」を提供するため、両方の長所を備えていると主張していますが、見方を変えると「何かに特化したモデル」としてラインナップするよりも、「80点主義のこういう車で良いんだよ」的な完成度に抑えてきた感じにも見られ、その完成度が価格帯に上手く反映されるのであれば魅力的なモデルなのかもしれません。

今回発表されたHEVモデルは、ピュアEVモデルのようにシリアルナンバーが付与される特別グレード「エディツィオーネ・リミタータ・カッシーナ」として発売される予定で、装備面においてもLEDヘッドライトや17インチダイヤモンドカットアルミホイールを備えたお馴染みのブルーのボディカラーに設定。

ピュアEVとHEVモデルの見た目の違いについては、特に何も言及されていませんが、HEVモデルにはエキゾーストパイプが追加されるそうです。

内装はピュアEVモデルと大きな違いは無し

インテリアについては、ピュアEVと大きな変更は無く、ブルーベルベットの室内装飾が施されたヒーター付きフロントシートを標準装備。

インフォテイメント系も見ていくと、10.25インチのデジタルインストルメントクラスターや、それにマッチした10.25インチのSALAディスプレイオーディオを装備。

予防安全装備においては、レベル2の半自動運転システムのほか、アダプティブクルーズコントロール[ACC]、自動緊急ブレーキ、ブラインドスポットモニター[BSM]も搭載されているとのこと。

気になるイプシロンHEVの価格は?

そして気になるHEVモデルの価格帯ですが、イタリアでの販売価格は28,000ユーロ(日本円に換算して約424万円)からでの販売となり、ピュアEVモデルの初回特別仕様車ローンチエディションが40,000ユーロ(日本円に換算して約606万円)なので、少し安価な価格設定になっているようです。

フェラーリ/ランチア関連記事

Reference:motor1.com, CARSCOOPS