30台以上の新型車を購入してきて「この車は総合的に見て価格が高い」と思った車は?意外にもホンダが多め…日産の新型セレナ(C28)は維持費も考えると高すぎる

2024-06-25

(続き)実際に購入・所有して「金額が高い&コスパが悪い車」を見ていこう

引き続き、実際に私が新車・新型車を購入・所有して「金額が高い&コスパが悪い車」を見ていきましょう。

金額が高いと思う車③:日産セレナe-POWER LUXION(C28)

続いて、この車の金額が最も高いなぁと感じたのが日産の新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]。

今回のラインナップで最も高く、それでいてコスパの悪い車だと考えていて、まず車両本体価格が4,798,200円(税込み)で、メーカーオプションやディーラーオプション、諸費用などを足し合わせての乗り出し価格が5,614,200円(税込み)と、とてもミドルサイズミニバンとは思えないほどに高額だったんですね。

そもそも車両本体価格がここまで高額な理由はアダプティブLEDヘッドライトと、唯一の3列7人乗りであること、そしてハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0が標準装備されているから。


プロパイロット2.0は初回お試しキャンペーンを除き、年会費 約2.5万円を支払わないと使えない

確かにハンズオフ機能付きのプロパイロット2.0は、高速道路のロングドライブでは重宝するのですが、最初の4か月~半年間はお試しキャンペーンで無料で使えるものの、常にNissan CONNECTナビを活用して3D高精度地図データを更新する必要があるため、その更新料として年会費25,520円を支払わないといけないんですね(月額でも日額でもなく年会費のみ)。

更に、車内Wi-Fiプランも利用したいとなると、先ほどのプロパイロット2.0のNissan CONNECTプランに加入した上で、「1日プランで550円」「1か月プランで1,650円」「1年プランで13,200円」を支払う必要があるため、最大で年会費38,720円を支払わなければなりません。

LUXIONは購入検討に入れなくとも、ハイウェイスターの商品力で十分

ちなみに、年会費のNissan CONNECTに加入しないと、ナビゲーションの地図更新は行ってくれない仕組みになっているので、この辺りのコスパの悪さは、私が所有する車の中で最も顕著かもしれません。

あと、セレナe-POWER LUXION(C28)を購入検討に入れる場合は、「頻繁的に高速道路を利用する」「長距離移動が多く、できるだけ楽して運転したい」「年会費はほとんど気にならない」という方向けだと思い、頻繁的に高速道路を利用しない方からすると何のメリットもないため、その場合は100万円以上安価なe-POWERハイウェイスターがおススメです。

年会費2.5万円払わなければ、プロパイロット2.0専用の運転支援画面は宝の持ち腐れ

あと、プロパイロット2.0の無料キャンペーン期間が過ぎ、Nissan CONNECTプランも加入しないままだと、他のハイウェイスターやスタンダードグレード同様にプロパイロット1.0しか使えないですし、運転支援画面の自車アイコンもプロパイロット2.0専用のままなので、他グレードに比べてめちゃくちゃ小さくて見づらいです。

この辺りのアニメーションやアイコンのフレキシブル性の悪さは酷いものですし、「こんなレベルで約560万円を払ったのか…」とガッカリに思ったのが正直なところです。

1ページ目:ホンダの「あの車」は結構高い上にコスパも悪い?

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