ホンダ新型WR-Vが納車されて2か月以上経過してのおススメ度は?トレンドや快適装備、価格帯よりも「スポーツカーのような趣味性」を求めた車なのかもしれない?

(続き)ホンダ新型WR-Vを普段使いしてみてのおススメ度は?

引き続き、ホンダ新型WR-Vを普段使いしてみてのおススメ度を見ていきましょう。

WR-Vは販売する時期とタイミング、そして運も良かったと思う

これはあくまでも私の勝手なイメージにしか過ぎませんが、この車が発売当初から注目度が高く、それでいて一部のグレードが約1年という長納期になっているのも、一時期大きな話題となったダイハツの大規模不正があったからだと考えています。

これにより、競合モデルとされたダイハツ・ロッキー(Daihatsu New Rocky)やトヨタ・ライズ(Toyota New RAIZE)の販売・生産・登録停止、その後は登録指定における不正行為により、トヨタ・ヤリスクロス(Toyota New Yaris Cross)の生産・販売が停止となったため、様々な問題が重なったことで「コンパクトSUVの選択肢が限られた」という偶然もあり、WR-Vはその偶然のなかで良い意味で注目度を集めたのだと考えています。

もちろん、そういったタイミングや運も車を販売するメーカーとしては重要だと思いますし、実際に普段使いしてみてWR-Vはコンパクトでありながらも、やっぱり「ホンダ特有の走ることの楽しさ」という面で高く評価されるべき車だと思っていますから、先ほどの「趣味性」というキーワードの中にも入るであろう「走り」は、個人的にライズ/ロッキー/ヤリスクロスでは到底敵わないところだと考えています。


新型WR-Vのおススメ度は「★★☆☆☆(星2つ)」

以上、長々とした内容になってしまいましたが、個人的なおススメ度としては「★★☆☆☆(星2つ)」。

これは決して低いわけではなく、何度も繰り返しにはなりますが、スポーツカーのような趣味性を求める方におススメしたい車だと考えていて、特にワインディングでの走りはロールも少なく結構楽しく思えてくると思います。

ただWR-Vの乗り味に関しては、運転席・助手席はBセグメントSUV相応の乗り心地ではあるものの、後席の突き上げが大きいために、あまり長距離向けではない印象を受けます。

1ページ目:WR-Vの価格帯は決して安価ではない?

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