トヨタ・ヴォクシー/ホンダ・ステップワゴン/日産セレナ (C28)を3台同時所有&売却した上でのリセール比較!最もお得に所有できるミドルミニバンはどれだ?
(続き)ミドルサイズミニバン御三家でリセールが最も良いのは?
引き続き、国産ミドルサイズミニバン御三家の購入額と総維持費、売却額(概算)、損益額などを見ていきましょう。
日産・セレナ (C28)の購入額と総維持費、売却額(概算)は?
続いて3台目は、2023年4年に納車されて、2024年10月に売却した日産・セレナ e-POWER LUXION (C28)・3列7人乗り[2WD]の購入額と総維持費、売却額(概算)、そして最終損益額を見ていきましょう。
こちらもボディカラーは、ブラック系のダイヤモンドブラックで、メーカーオプションはフル装備、ディーラーオプションもエアロ関係以外は可能な限り、且つヴォクシーやステップワゴンと同じ内容の装備にしています。
【日産・セレナ (C28)の購入額と総維持費、売却額一覧(10%税込み)】
➀購入額(乗り出し):5,614,200円
・車両本体価格は4,798,200円
・購入方法はキャッシュ一括(下取り等無し)②総維持費(ランニングコスト):565,167円
・点検費用(バッテリー交換込み)
・ガソリン代(約14,000km走行)
・コーティング+洗車代
・任意保険代(1年半分)
・自動車税(1年分)
・駐車場代(1年半分)③売却額:車両本体価格の約88%
・売却先は買取業者
最終損益[③-(➀+②)]:200万円以上マイナス
以上の通りとなります。
既におわかりかと思いますが、セレナ(C28)の売却額の概算と損益分を見たら、圧倒的にセレナ (C28)の方がリセールは悪いことがわかると思います。
ちなみに、ミドルサイズミニバン御三家のなかで最も買取額が高かったのがヴォクシーで、2番目がセレナ (C28)、3番目がステップワゴンでした。
基本的にはできるだけ同じ条件の装備やグレードにしながらも、乗り出し価格ではダントツでセレナ (C28)が高く、売却価格もそれなりにも高かったものの、最終的な差額で200万円以上も大きくマイナスになると「次も買いたい」とは思えないのが正直なところ。
ミドルサイズミニバン御三家の購入額と総維持費、売却額(概算)まとめ
最後に、ミドルサイズミニバン御三家の乗り出し購入価格と総維持費、売却額(概算)、損益差のまとめを見ていきましょう。
【ミドルサイズミニバン御三家の購入額と総維持費、売却額、損益差一覧(10%税込み)】
[➀購入額(乗り出し)]
トヨタ・ヴォクシー・ハイブリッドS-Z[2WD]:5,062,460円(車両本体価格は3,740,000円)
ホンダ・ステップワゴン e:HEV スパーダ・プレミアムライン[2WD]:4,988,690円(車両本体価格は3,846,700円)
日産セレナ e-POWER LUXION (C28)[2WD]:5,614,200円(車両本体価格は4,798,200円)
[②総維持費(ランニングコスト)]
トヨタ・ヴォクシー・ハイブリッドS-Z[2WD]:526,833円
ホンダ・ステップワゴン e:HEV スパーダ・プレミアムライン[2WD]:588,163円
日産セレナ e-POWER LUXION (C28)[2WD]:565,167円
[③売却額]
トヨタ・ヴォクシー・ハイブリッドS-Z[2WD]:車両本体価格の約115%
ホンダ・ステップワゴン e:HEV スパーダ・プレミアムライン[2WD]:車両本体価格の約101%
日産セレナ e-POWER LUXION (C28)[2WD]:車両本体価格の約88%
最終損益[③-(➀+②)]
トヨタ・ヴォクシー・ハイブリッドS-Z[2WD]:100万円以上マイナス
ホンダ・ステップワゴン e:HEV スパーダ・プレミアムライン[2WD]:170万円以上マイナス
日産セレナ e-POWER LUXION (C28)[2WD]:200万円以上マイナス
以上の通り、購入額が最も高いのはセレナ (C28)で、総維持費が最も高いのはステップワゴン、売却額が最も高かったのはヴォクシーでした。
リセールやお得面で考えるとヴォクシーが一番おススメ
これらのデータをまとめた上で、最終的な損益額が小さかったのはヴォクシーで、反対に最も大きかったのはセレナ (C28)でしたが、あくまでもリセール面や「最もお得に乗りたい」車で考えたらヴォクシーが一番なのかもしれません。
ただし、上記の売却額に関しては、そのときの社会情勢などによって大きく左右されるため、あくまでも参考程度に見た頂けますと幸いです。
1ページ目:トヨタ・ヴォクシーやホンダ・ステップワゴンの具体的な内訳は?