トヨタ「カローラ/エスティマ/レクサス・CT200h/プロボックス」に1万台超えのリコール2連発。バックドアやABS不具合で事故する恐れアリ

2020-05-27

~バックドアが保持できない恐れアリ~

トヨタ「カローラフィールダー/ポルテ/スペイド/エスティマ/レクサ・CT200h」に9,213台のリコール。

リコールの内容としては、バックドア用ガス封入式ダンパステーにおいて、メッキ工程での温度管理が不適切なため、メッキ生成時の内部応力によりダンパステー表面に微小亀裂が発生するものがあるとのこと。
そのため、封入されたガスが漏れ、最悪の場合、バックドアを保持できなくなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故は発生していないものの、不具合は104件発生しており、市場からの情報により判明したそうです。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[カローラフィールダー]
・DBA-NZE161G/N Z E 1 6 1 – 7 1 2 80 8 6~N Z E1 6 1 – 7 1 28 4 4 5/平成 31 年 1 月 28 日~平成 31 年 3 月 13 日/104台

・DBA-NRE161G/N R E 1 6 1 – 0 0 7 20 7 1~N R E1 6 1 – 0 0 74 6 4 9/平成 31 年 1 月 28 日~平成 31 年 3 月 13 日/1,481台

・DBA-ZRE162G/Z R E 1 6 2 – 7 0 0 82 8 8~Z R E1 6 2 – 7 0 08 3 7 1/平成 31 年 1 月 28 日~平成 31 年 3 月 13 日/84台

・DBA-NZE164G/N Z E 1 6 4 – 7 0 6 83 6 7~N Z E1 6 4 – 7 0 69 6 1 0/平成 31 年 1 月 28 日~平成 31 年 3 月 13 日/875台

・DAA-NKE165G/N K E 1 6 5 – 7 2 0 75 7 7~N K E1 6 5 – 7 2 12 5 2 5/平成 31 年 1 月 28 日~平成 31 年 3 月 13 日/3,687台

[ポルテ/スペイド]
・5BA-NSP141/N S P 1 4 1 – 8 0 7 16 9 2~N S P1 4 1 – 8 0 72 7 9 7/平成 31 年 1 月 29 日~平成 31 年 3 月 22 日/1,102台

・3BA-NCP145/N C P 1 4 5 – 9 0 4 49 9 4~N C P1 4 5 – 9 0 45 3 3 7/平成 31 年 1 月 29 日~平成 31 年 3 月 21 日/342台

[エスティマ]
・DBA-ACR50W/A C R 5 0 – 7 1 7 0 0 7 3 ~A C R 5 0 – 7 1 7 1 2 7 9/平成 31 年 1 月 24 日~平成 31 年 3 月 4 日/635台

・DBA-ACR55W/A C R 5 5 – 7 0 3 2 1 6 5 ~A C R 5 5 – 7 0 3 2 3 5 4/平成 31 年 1 月 24 日~平成 31 年 3 月 4 日/172台

[エスティマ・ハイブリッド]
・DAA-AHR20W/A H R 2 0 – 7 0 9 5 5 0 5 ~A H R 2 0 – 7 0 9 5 8 2 8/平成 31 年 1 月 24 日~平成 31 年 3 月 6 日/289台

[レクサス・CT200h]
・DAA-ZWA10/Z W A 1 0 – 2 3 4 6 5 7 2 ~Z W A 1 0 – 2 3 4 8 8 9 1/平成 31 年 1 月 31 日~平成 31 年 4 月 1 日/442台

改善措置としては、ダンパステーの製造番号を確認し、該当するものは良品と交換する。なお、製造番号を確認できない一部車種については、全車両、ダンパステーを良品と交換するというリコール作業を行うとのことです。


~ABS不具合で制動距離が長くなる恐れアリ~

続いてもトヨタのリコール。
トヨタの商用モデル「プロボックス/サクシード/マツダ・ファミリアバン」の3車種・計3,945台にリコール。

リコールの内容としては、アンチロックブレーキシステム(ABS)の油圧調整装置において、製造設備のプログラムが不適切なため、調圧用電磁弁のばらつき補正値が書き込まれていないものがあるとのこと。
そのため、ABS作動時に油圧を適切に調整できず、雪上等で制動距離が長くなるおそれがあるとしてリコールを発令しています。

~対象モデルをしっかりとチェックしていこう!~

なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、仕入れ先からの情報により判明したそうです。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[プロボックス/サクシード]
・DBE-NCP160V/NCP160-0127918~NCP160-0130551/令和元年 6月 4日~令和元年 7月18日/2,618台

・DBE-NSP160V/NSP160-0046282~NSP160-0047414/令和元年 6月 4日~令和元年 7月18日/1,133台

[マツダ・ファミリアバン]
・DBE-NCP160M/NCP160-7001319~NCP160-7001512/令和元年 6月 4日~令和元年 7月18日/194台

改善措置としては、全車両のABSの油圧調整装置を良品と交換するリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:国土交通省①国土交通省②