トヨタがビッグマイチェン版・新型アイゴXに隠した「大きな秘密」。Aセグ初のストロングハイブリッド開発の裏側で、次期セリカ/GR86の姿も?
トヨタ初となるAセグメントコンパクトカーのストロングハイブリッド誕生エピソードが公開
トヨタのAセグメントコンパクトカーでお馴染みとなるアイゴX (Toyota New Aygo X)。
2025年6月、トヨタのイギリス法人がビッグマイナーチェンジ版・新型アイゴXを世界初公開し、内外装デザインの大幅刷新だけでなく、手引き式ハンドブレーキから電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能を採用するなど、大幅に商品力を高めてきました。
そして、元々はハイブリッドパワートレインが採用されていなかったアイゴXですが、今回のビッグマイナーチェンジでは、Aセグメントコンパクトカーのスタイリングを活かして、「後部座席の下に縦置きする」バッテリーレイアウトを採用しました。
そんなアイゴXのハイブリッドシステム開発エピソードが、トヨタ欧州公式YouTubeより公開されています。
開発ベースには、Bセグメントコンパクトカーのヤリスが流用されている
こちらが今回、トヨタ欧州法人より公開された、アイゴXのストロングハイブリッドシステムを搭載するための開発車両。
モデルベースは、Bセグメントコンパクトカーのヤリスのフロントバンパーが移植され、カモフラージュラッピングによって擬装されています。
そして、その他のボディワークはアイゴXから流用されているそうですが、プラスチック製のフェンダーモールと特大ホイールが、クロスオーバーのスタイリングを強調しているのが確認できます。
車内はシングルシーター!僅かにバッテリーレイアウトも公開
そしてこちらは、ヤリスの見た目をしたアイゴXプロトタイプの車内。
シートは僅か1つだけになり、ダッシュボードもヤリスから流用しているのが確認できます。
繰り返しにはなりますが、このプロトタイプモデルは、トヨタのビッグマイナーチェンジ版・新型アイゴXの開発初期モデルで、Aセグメント車としては初となる自己充電式ハイブリッドパワートレインを搭載したテストモデル。
このカテゴリーのライバル車は、依然としてガソリン車、マイルドハイブリッド車、あるいは電気自動車(BEV)が主流ですが、ストロングハイブリッド/自己充電式ハイブリッドは全くラインナップされていませんでした。
ちなみに、新型アイゴXに搭載されるパワートレインは、従来の排気量1.0L 直列3気筒エンジン(最高出力116ps)に置き換わる、排気量1.5L 直列3気筒自然吸気エンジンが搭載され、更にヤリス/ヤリスクロスと同じ電気モーター+バッテリーを組合わせています。
ただ、これらのシステムを採用するには、従来のアイゴXのプラットフォームやスタイリングでは難しいことから、デザイン及びTNGA-Bプラットフォームの両方を大幅刷新する必要がありました。
Aセグメントコンパクトカーを維持するため、全長を僅かに延伸することでハイブリッドシステムを採用へ
こちらが、実際にビッグマイナーチェンジされたあとの新型アイゴX。
フロントエンドは全面的に見直され、フロントオーバーハングが76mm延伸し、全長は3,776mm。
そして最終モデルでは、先ほどのヤリス顔とは全く異なるアグレッシブなデザインへと変化し、ハンマーヘッドをベースにしつつ、ヘッドライトと巨大なバンパーインテークを備えた新しいノーズが採用されています。
もちろん、このフロントマスクを採用する前の開発段階では、ヤリスのフロントエンドを流用し、タイトなパッケージングのためにダッシュボードも活用する必要がありました。