トヨタ新型ランドクルーザーFJが「アメリカ/欧州では販売されない」理由判明!高額な関税を避けてグローバル・サウスに重点。日本での長納期化は解消される?

トヨタにとって主力市場ともいえるアメリカや欧州では、ランクルFJは販売されないようだ

2025年10月21日(火)の午前5時、まさかの早朝の時間帯に世界初公開されたトヨタ新型ランドクルーザーFJ (Toyota New Land Cruiser FJ)。

本モデルは、タイにて販売している新型ハイラックスチャンプ・スーパーショートホイールベース (New Hilux Champ SSWB)のIMV 0プラットフォームをベースにした、ベイビーランクル/ランクルミニになります。

日本での販売時期としては「2026年央頃」となるわけですが、どうやら本モデルは「アメリカや欧州市場では販売されない」ことが判明しています。


正式な発売前から「売れる」ことが約束されている新型ランドクルーザーFJ

こちらが今回、正式にワールドプレミアされた新型ランドクルーザーFJ。

2025年10月29日より開催されるジャパンモビリティショー2025 (JMS2025)でも出展されることが決定しています。

本モデルは、ランドクルーザー70やランドクルーザー250、そしてランドクルーザー300といった大型の兄弟車と同様に、力強く角張った外観を継承しつつ、既に生産終了しているFJクルーザーの名にふさわしい、人気を支える原点回帰的なモデルとなります。

パワートレインも、ランクル250などに採用されている排気量2.7L 直列4気筒自然吸気エンジンがベースになるため、車両本体価格も大幅に抑えられる可能性があることから、正式な発売前からヒット車となる要素をすべて備えています。

しかしながら、そんなランクルFJも「全世界の市場で販売されるわけではない」そうで、どうやらアメリカや欧州市場への輸出は計画していないことが判明しています。

アメリカでの販売となると、追加関税の影響で「高額」になってしまうようだ

特にアメリカ市場向けにおいては、既にランドクルーザー250がラインナップされており、ランクル70やランクル300は販売されていないため、今回のランクルFJが販売されないといった情報も「そこまで驚くことではない」ものの、そうなると主力市場はタイや日本になる?ことが考えられそう。

海外カーメディアCARSCOOPSの報道によると、トヨタの広報担当に問い合わせしたところ「現時点では、この車を北米市場に投入する計画はない」そうで、その背景には「タイからのアメリカへの輸入には19%の追加関税がかかる」ために、小型オフローダーでありながらも、意図している車両本体価格よりも高額になる恐れがあることから、今回は販売しない判断となっているようです。

日本で懸念される長納期問題はどうなる?

トヨタのチーフエンジニアである内山征也 氏も、今回のランクルFJ発表時に、海外カーメディアAutomotive Newsの取材にて「アメリカやヨーロッパ向けの計画はありません。このモデルの開発の出発点は、グローバル・サウスです」と回答しており、東南アジアやアフリカ、ラテンアメリカ、中東、そして日本市場に重点を置くことを明言しています。

そう考えると、ランクルFJの主力市場は、東南アジアや中東となり、それによって日本への輸出がどれだけの割合になるかで、今後の受注台数や納期に大きく影響してくるとは思いますが、日本国内で生産されているランクル70/250/300に比べると、まだ長納期化しづらいモデルなのでは?とも思ったり。

あとは、どれだけの既存顧客と新規顧客が注目するかによって、この車の価値も大きく変化してくると思いますが、特に初期ロットモデルに対しては、既存顧客を対象に優先的に販売するでしょうから、場合によってはすぐに高額値で転売・輸出される可能性も考えられそうですね。

2ページ目:新型ランドクルーザーFJのボディサイズは、どのモデルに近いサイズ感なの?