【トヨタの本気】新型GR GT/GR GT3プロトタイプが2027年頃発売へ!新開発4L V8ツインターボHVながらスペックは控え目?逆転の発想「空力ファースト」を解説
(続き)トヨタの本気ともいえる新型GR GTプロトタイプ/GR GT3プロトタイプをインプレッション!
引き続き、トヨタが2025年を締めくくる最強のスーパースポーツカーGR GTプロトタイプ/GR GT3プロトタイプを見ていきましょう。
まさに逆転の発想から取り入れた空力ファーストなエクステリア
改めてGR GTプロトタイプを見ていきましょう。
まさか日本の自動車メーカーから、このご時世にこんなエクストリームなスーパースポーツカーが登場するとは予想もしていませんでしたし、おまけにピュアEVではなくV8ツインターボエンジンを搭載するハイブリッドスーパーカーとは…
改めてトヨタの内燃機関を重要視する信念とプライドは素晴らしく、このモデルも間違いなく売れるモデルになるでしょうね。
ちなみにこのモデル、デザインコンセプトは「空力ファースト」とのことで、空力設計担当者とエクステリアデザイナーが一丸となって開発し、320km/h以上の最高速度を誇るGR GTにおいて、空力性能は最重要課題のひとつとなっていました。
通常の市販車開発では、エクステリアデザインを決めてから空力効率や冷却性能を検討していきますが、GR GTは公道を走るレーシングカーとしてあるべき姿を考え直し、FIA世界耐久選手権(WEC)の参戦車両を手掛けた空力エンジニアもGR GTの開発に携わることに。
そして、デザイナーと議論を重ねた結果、「空力モデル」と呼ぶ空力設計のメンバーが提案した理想のフォルムを表わした模型をベースに車両パッケージを決定。
そのうえで、量産化を見据えてエクステリアデザイナーがスケッチを描き、最終的なデザインを決めていくという逆転の手法を取りいれたことで、このようなエクストリームなスタイリングが実現したのですね。
内装は何となくレクサスISっぽい?
そして、こちらも注目したいのがGR GTプロトタイプのインテリア。
どことなく3回目のビッグマイナーチェンジを果たすレクサス新型ISっぽいレイアウトですが、このインテリアにおいては、ドライビングポジションと視界を最重視したデザインとし、プロドライバーやジェントルマンドライバーとともに、サーキットユースとデイリーユースを両立する最適なデザインを目指すことに。
トヨタはこのモデルを開発するにあたり、理想的なドライビングポジションを追求していくなかで、「守られ感」が重要であることを再認識したそうで、スイッチ類もドライビングに関わるものをステアリング付近に配置し、直感的に押しやすい位置と形状にするなど、操作性の良さにもこだわっているとのこと。
ちなみに、シートはレカロ(RECARO)製のフルバケットシートとなっています。
メーター表示については、サーキット走行時でも視認できるようにシフトアップインジケーターとシフトポジションといった情報表示の幅、高さ、位置などを試行錯誤しながらつくりあげたそうで、その見た目はまさにレーシングカーのメーターデザインそのもの。
センターシフト周りも見ていくと、いわゆる静電容量式のタッチパネルではなく、ドライバーとの一体感、そして直感的な操作性を重視して物理スイッチをメインにしているところはお見事だと思います。
サーキット専用モデルのGR GT3プロトタイプもチェック
そして、こちらも注目したいのがGR GT3プロトタイプ。
GR GT3は、市販車をベースとするカスタマーモータースポーツのトップカテゴリーのFIA GT3規格に沿って、「勝ちたい人に選ばれる、誰が乗っても乗りやすいクルマ」を目指しているとのこと。
プロドライバーのみならず、ジェントルマンドライバーもステアリングを握るGT3カテゴリーのレーシングカーにおいても、GR GTと同様にドライバーファーストは重要な価値と考えています。
同時に、GR GT3プロトタイプはクルマとしての戦闘力を高めるだけでなく、レースに参戦するユーザーが、心の底からモータースポーツを楽しんでもらえるように、最適なカスタマーサポート体制を整える用意も進めているそうです。
ちなみに、GR GT3プロトタイプのボディサイズは、全長4,785mm×全幅2,050mm、ホイールベース2,725mm、パワートレインは排気量4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載するノンハイブリッド仕様で、駆動方式も同様に後輪駆動[FR]となっています。
1ページ目:GR GTプロトタイプのV8ハイブリッドのスペックは思った以上に控え目?