【オーナーが断言】ホンダ新型プレリュード (BF1)は「ラグジュアリークーペ」ではない?600万超えでも不満続出…それでも私が「買って良かった」と思える孤高の価値
(続き)ホンダ新型プレリュードを所有するオーナーが、この車の「真の存在価値」を考えてみる
引き続き、ホンダ新型プレリュードを所有するオーナーとして、この車の「真の意味と存在価値」について考えていきたいと思います。
ホンダは、プレリュードを発売したことで伝えたいことがあった?
先ほどの通り、プレリュードはかなり限定的でニッチな市場向けのモデルであることをお伝えしましたが、その一方で、実はホンダは「ユーザーやプレリュードオーナーに伝えたい想い」があったのではないか?と推測。
・誰からも理解されなくて良い
・ほんの僅かな需要であっても、その人が満足してくれれば、それだけで良い
・たとえニッチな車であっても、私たちはこんな車も作れるんだ
エンジン屋のホンダとして、EVが推進される時代であっても、こうしたピンポイントでの客層に向けた車も作れるという、隠れたメッセージ性が込められた車のようにも感じていて、実際に乗れば乗るほど、そのメッセージ性が強く感じられるんですよね。
過去のプレリュードを知らなくても、「ホンダは、現代でもプレリュードを復活させることができる」という、ホンダの新たな可能性を切り拓くというバイタリティも感じられるところ。
「プレリュードは、トヨタ・プリウスのパクリだ」「パワトレや性能もプリウスと変わらないし、それならプリウスを買ったほうが幸せになれる」といったコメントも多く見られますが、ホンダもプレリュードを購入したオーナーたちも、きっと「様々な選択肢があるのだから、無理してプレリュードを購入する必要はない」というスタンスだと思うんですよね。
実際にプレリュードもプリウスも両方購入した私から見ても、「それぞれに良さがあるので、わざわざ片方を批判してまで、片方を絶賛する必要などない」とも思っていますし、私としては両方購入して本当に良かったと思っています。
プレリュードは、私たちが想像している以上に深い車だと思う
繰り返しにはなりますが、プレリュードという車を評価することは中々に難しいものの、一方で「他車を引き合いに出して競合する必要のない車」「良くも悪くも孤独であり、孤高のクルマ」と捉えることもできるため、ある意味で唯一無二の存在なのかもしれません。
そもそも、ホンダはプレリュードを発表・発売したときに、「この車のライバルは●●です」とは一言も発言していませんし、プレリュードを必要としているユーザーのために作られた特別な車(スペシャリティクーペ)だと思いますから、私たちが考える以上に奥深い車なのかも。
何かと比較されるために作られた車ではなく、この車を必要している人だけに作られた車なのであれば、その車を必要としているユーザーだけが購入すれば良いだけの話ではあるものの、それだけの余裕があるわけでもないのに作り切ってしまうホンダの心意気と懐の深さが、この車の本質ともいうべき存在意義なのかもしれませんね。
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