フルモデルチェンジ版・ホンダ新型N-BOX Customターボ(JF5)が納車されて1か月が経過!ホンダは「見た目」ではなく「中身」で勝負してきたことがよくわかる

(続き)ホンダ新型N-BOX Customターボの納車後雑感

引き続き、ホンダ新型N-BOX Customターボ(JF5)が納車されて1か月経過しての雑感をまとめていきましょう。

N-BOXは既に先代から装備内容が充実していたからこそ、新型では「装備や見た目」で過度に期待されていた?

一方で新型N-BOXの場合は、先代後期仕様から装備内容が十分に優れている関係で「そこまで装備内容が充実していない?」と思われがちで、「ホンダはN-BOXのブランドに甘えて手を抜いてきた」などとSNSで酷評されているものの、私の印象としては「新型N-BOXの装備内容は手を抜いたもの」とは考えておらず、寧ろ先述のように快適性や乗り味など、”目に見えないところ”に力とコストをかけてきたのだと考えています。

だからこそ、ホンダが「目に見えないところに集中して力を入れてきた」のには、既にN-BOXというブランドが確立され、多くのユーザーがN-BOXを認知し購入してくれるからこそ、ホンダは「中身で勝負」してきたのだと思うんですね。

確かに内装のインパネなど、チープに感じるところは多少あるものの、その部分だけを見ればコストカットと思われても不思議ではないと思いますし、普段から目にするところだからこそ気にする部分でもあると思います。

しかしほんのちょっとでも広い視野でN-BOXを評価してみると、「ホンダは内装のコストを一部削ったからこそ、走りや乗り心地ににコストを投じることができた」とも考えられますし、買いもせずに頭ごなしに批判だけするのはちょっと違うのでは?と考えています。


だがスマートキーの区別はつきづらい

あと、これは余談になりますが、今回のフルモデルチェンジによりN-BOXのスマートキーが刷新し、ZR-Vやステップワゴン(New STEPWGN)、そして新型シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)と同じ形状になったのですが…

上の画像の通り、一番右側のシビックタイプR(FL5)のスマートキーと、右から2番目のステップワゴンのスマートキーを除き、残りのZR-Vとの違いが明確にわからないのは残念ポイント。

裏面を見れば、一番左側が後席スライドドアの開閉スイッチがあるので新型N-BOXと分かり、左から2番目はパワーテールゲートのスイッチがあるのでZR-Vとわかるものの、裏面を見ないとわからない部分でもあるため、とりあえずネームタグを付けてわかりやすく差別化した方が無難だと思っています。

以上が、新型N-BOXカスタム・ターボ(JF5)が納車されて1か月経過してのインプレッション内容となりますが、総じて満足度の高い車と感じつつ、中身に力を入れてきた車だからこそ、普段のカーライフをより良きものにしてくれる理想的なスーパー軽ハイトワゴンだと思っています。

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