ホンダ新型WR-Vは走りに力を入れながらも「意外に振動を抑えている」ようだ。手引き式ハンドブレーキは時々一番下まで下がらないときも?
(続き)ホンダ新型WR-Vが納車されてからの気になるポイントは?
引き続き、ホンダ新型WR-Vが納車されてからの気になるポイントを見ていきましょう。
オートブレーキホールド[ABH]機能が備わっていないWR-Vで渋滞にハマると?
続いて、WR-Vで渋滞にハマったときのインプレッション。
前述にもある通り、WR-Vはヴェゼルと異なってオートブレーキホールド[ABH]機能が備わっていないので、渋滞時や信号待ちのときは、常時ブレーキペダルを踏み続ける必要があります。
もしくは、あまりにも長い待ちの渋滞のときは、センターシフトを”N(ニュートラル)”にして、手引きのハンドブレーキを引くことで、ブレーキペダルから足を離してリラックスしています(ちょっとしたMT感覚で操作しているのがまた楽しい)。
やはりABH機能に慣れている身からすると、ブレーキペダルを踏みっぱなしで待機するのはちょっとしんどいときはあるものの、一方で「停車するかしないか微妙なとき」に、ABHが作動して再びアクセルを踏む → ブレーキホールドを解除、といった煩わしさは無く、単純にブレーキペダルでの操作だけでクリープ現象の有り無しができるのは、ある意味でABHが搭載されないモデルの良いところ(ABH搭載車だと、いちいちホールドボタンをON/OFFに切り替えるのが面倒)。
ABHが無いから「ダメ」と評価するのは違うと思っている
ABHの良し悪しはあれど、一概にABHが無いから「ダメ」と評価するのは問題だと思いますし、ドライビングサポート機能に依存し過ぎて、ドライバー自身の判断力がどんどん鈍ってしまうのもデメリットの一つだと考えていますから、そういった意味ではドライビングサポート機能を敢えて抑えたWR-Vは、様々な意味でドライバーのことを考えた商品力の高いモデルだと考えています。
WR-Vはコストに見合ったモデル?
続いて、WR-Vは価格帯に見合った商品なのか?ということ。
私が購入したのは最上位グレードZ+[2WD]で、車両本体価格だけだと2,489,300円(税込み)。
メーカーオプションは有償カラーのみで、それ以外はディーラーオプションとなり、総額にすると3,297,540円(税込み)となるわけですが、正直な評価を出すと「全く見合っていない」というのが、現時点での評価です。
例えインド製の輸入モデルだったとしても、予防安全装備Honda SENSINGにて採用されるアダプティブクルーズコントロール[ACC]は最新式だと思われますが、前方車両が居ないところでの不自然なカックンブレーキや、まるでアクセルをべた踏みするかのような急加速など、とても現代の安全装備とは思えないほどのお粗末っぷり。
とりあえず純正のポンコツナビを何とかしてほしい
そしてこれは、前回のブログでもお伝えした通り、総額にして約32万円という高額なお金を投じて純正ナビを搭載しながらも、Bluetoothオーディオの音飛びがひど過ぎるということ。
スマホ側の設定を変えてみても全く改善されないですし、他に所有するN-BOXやZR-V、シビックタイプR(FL5)の9インチナビでは全く音飛びはしないんですね。
なぜWR-Vのナビだけが頻繁的に音飛びするのかもわからないですし(ディーラー側も調査したところ不明とのこと)、「約32万円支払うだけの価値は無い」と考えていますし、まともに音楽が聴けないだけでも、車本来の良さを4割近く失っているようにも感じます。
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