日産の新型セレナe-POWERルキシオン(C28)が納車されて14か月が経過!走行距離も10,000km突破!何と全幅は新型フリードCROSSTARよりもコンパクト

2024-06-29

(続き)使い勝手も魅力もある日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)だが不満もある

引き続き、日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)についてインプレッション。

セレナ(C28)はタイヤの空気圧適正値が高過ぎる

そんなセレナ(C28)で、ここ最近気になっているのがタイヤの空気圧。

従来のミドルサイズミニバンに比べて、セレナ(C28)のタイヤ空気圧の適正値はフロント・リア共に280kPaとかなり高め。

その理由としては、空気圧を高めることで転がり抵抗を低くし燃費を稼ぐというものですが、280kPaもの高い空気圧を維持するのって大変なのでは?定期的にガソリンスタンドなどで空気圧点検しなければならないのでは?という疑問もあるかと思います。

実際に、私がいつもお世話になっている日産ディーラーに確認してみたところ、月辺りの走行距離の伸びや走る場所にもよりますが、1か月~2か月に1回のペースで空気圧調整して貰えれば特に問題はないとのことでした。

外気温の変化は季節によっては、セレナ(C28)のタイヤの空気圧をシビアに見ることは難しい

特に私の場合は、主に高速道路中心ではあるものの、約3か月で6,000km近くも走らせたため、空気圧は定期的にチェックしておく必要があるものの、それでも1.5か月に1回のペースで行っても特にこれといった問題はありませんでした。

但し、ここで注意してほしいのが空気圧を点検する時期と外気温で、外気温が高いと気圧が高まってタイヤの空気圧も高くなりやすく、反対に冬場のように外気温が低いと気圧も下がり、空気の体積が縮んで空気圧が低下するため、特に冬場は注意したいところですし、適正値が280kPaと高過ぎる上に調整幅が少なすぎると、そこまでシビアにチェックすることは難しそうです。


車両本体価格だけで約480万円もするLUXIONは、空気圧監視システムすらも搭載されていない

おまけにセレナ(C28)の場合は、車両本体価格だけで約480万円もするe-POWERルキシオンでも、タイヤの空気圧監視システムが搭載されていないため、この点は冗談抜きで不便。

ハンズオフ機能搭載のプロパイロット2.0を標準装備したがために、LUXIONの価格がハイウェイスターよりも100万円以上もアップしたため、「これだけの価格差があるのなら、空気圧監視システムぐらいあるでしょ」と考える人も少なくないかもしれません。

これはLUXIONに限らず、タイヤの空気圧を常に高く維持し続ける必要があるのであれば、ハイウェイスター含めて標準装備にしておくべきですし、ノーマルグレードでもメーカーオプションとして準備しておくべきでは?と思ったりもします。

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