大丈夫か日産!フルモデルチェンジ版・新型ムラーノが販売不調で「約5か月分」の在庫を抱えることに。あまりに売れないため2028年のマイナーチェンジ計画を一旦中止へ

(続き)日産のフルモデルチェンジ版・新型ムラーノの販売が不調な理由は?

引き続き、販売が不調な日産のフルモデルチェンジ版・新型ムラーノについて見ていきましょう。

フラッグシップに相当する新型ムラーノは、装備内容が中途半端?

ここからは、「なぜムラーノの販売が不調なのか?」を予想していきましょう。

まず、ムラーノには充実した装備が備わっているものの、細かく見ていくと奇妙な点がいくつか出てきます。

なかでも大きな特徴の一つが、ハンズオフ機能付きのプロパイロットアシスト2.1が搭載されていないということ。

これは価格重視のローグには搭載されているにも関わらず、高級志向のムラーノには搭載されていないため、この差別化は一体何なのか?は疑問。

日産幹部「日産はパワートレインの設定から失敗している」

気になる点はこれだけではありません。

もう一つはパワートレインで、排気量2.0L 直列4気筒VCターボエンジンを搭載し、最高出力244ps/最大トルク352Nmを発揮するパワフルなスペックではあるものの、なぜシリーズハイブリッドe-POWERやプラグインハイブリッド(PHEV)を設定しなかったのかは疑問。

Automotive Newsは以前、日産幹部に取材したところ「私たち日産は、新型ムラーノのエンジンから失敗している。ムラーノの顧客層の大部分は、中高年男女になるため、特に中年女性はハイブリッドパワートレインを好む傾向にある。この客層を日産は全く把握できていない」と批判。

日産は、自社の抱える問題を認識していながらも、ムラーノの生産を前倒ししてしまったために、今現在は大量の在庫を抱えることとなり、結果として生産量を抑えざるを得ない状況になっているんですね。


ムラーノの販売状況が芳しくないため、2028年のマイナーチェンジに関する開発は一旦中止に

もちろん、今後どのような売れ行きを見せるかわからないですし、今後ムラーノの販売がV字回復する可能性もあるかもしれませんが、どうやらAutomotive Newsの報道によれば、日産からサプライヤに対して、2028年に予定しているマイナーチェンジ版・新型ムラーノの開発を一時中止することを報告しているとのこと。

日産にとって決して失敗の許されないモデルの一つですが、出だしから躓いてしまった日産にとっては、この問題をクリアするのは至難の業ですし、今後のロードマップ/プログラムも見直す必要があるため、他のモデルのスケジュールにも大きな影響を与えることになるかもしれませんね。

1ページ目:新型ムラーノは5か月分以上の在庫を抱えるほどの失敗作に?

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