スズキ・ハスラー/アルト/スペーシア/ワゴンR等に140万台超えの大規模リコール!エンストやバックドア保持不可、ヘッドランプが点灯しない等

最悪の場合、ヘッドライトが点灯しなくなる恐れアリ

続いてもスズキの主要モデルともいうべきハスラー/アルトラパン/マツダ・フレアクロスオーバーの3車種・計343,877台に大規模リコール。

リコール内容としては、ディスチャージ(HID)ヘッドランプにおいて、製造管理が不適切なため、ヘッドランプソケット内のパッキンに揮発性のシリコン化合物が残留しているものがあるとのこと。

そのため、当該残留物がランプの点灯熱で揮発し、HIDバルブとソケットの接点に付着して、接点で発生するアーク放電熱によって絶縁体の酸化シリコンが生成され、導通不良となり、ヘッドランプが点灯できなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出います。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生しておらず、不具合は既に406件発生していて、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[ハスラー]
・DBA-MR31S/MR31S-200059~MR31S-300107/平成 25 年 12 月 13 日~平成 27 年 5 月 9 日/56,505台

・DBA-MR31S/MR31S-800049~MR31S-848029/平成 25 年 12 月 13 日~平成 27 年 11 月 20 日/39,085台

・DAA-MR41S/MR41S-100014~MR41S-142735/平成 27 年 4 月 28 日~平成 27 年 11 月 26 日/27,146台

・DAA-MR41S/MR41S-170001~MR41S-320342/平成 27 年 11 月 20 日~平成 30 年 8 月 27 日/86,353台

・DAA-MR41S/MR41S-600030~MR41S-637726/平成 27 年 11 月 20 日~平成 30 年 8 月 30 日/31,386台

[アルト・ラパン]
・DBA-HE33S/HE33S-100101~HE33S-206703/平成 27 年 5 月 20 日~平成 30 年 8 月 29 日/73,594台

[マツダ・フレアクロスオーバー]
・DBA-MS31S/MS31S-200002~MS31S-210285/平成 26 年 1 月 6 日~平成 27 年 4 月 28 日/10,284台

・DBA-MS31S/MS31S-800003~MS31S–803933/平成 26 年 2 月 3 日~平成 27 年 11 月 19 日/3,931台

・DAA-MS41S/MS41S-100001~MS41S–103132/平成 27 年 4 月 28 日~平成 27 年 11 月 19 日/3,132台

・DAA-MS41S/MS41S-170001~MS41S-180319/平成 27 年 11 月 20 日~平成 30 年 8 月 23 日/10,307台

・DAA-MS41S/MS41S-600002~MS41S-602157/平成 27 年 11 月 20 日~平成 30 年 8 月 23 日/2,154台

改善措置としては、全車両、ヘッドランプソケットを良品に交換するとともに、HIDバルブを新品に交換するリコール対策を実施するとのことです。


予期せぬ形で燃料切れとなり、エンストする恐れアリ

最後もスズキ・アルト/アルト・ラパン/ワゴンR/スペーシア/マツダ・キャロル/マツダ・フレア/マツダ・フレアワゴンの7車種・計769,032台に大規模リコール。

リコール内容としては、樹脂製燃料タンクにおいて、燃料蒸発ガスホースの材料及び圧力調整弁の表面粗さが不適切なため、圧力調整弁が固着するものがあるとのこと。

そのため、そのまま使用を続けると、燃料タンクが負圧になり変形することで、燃料レベルゲージが傾き燃料計が実際の燃料残量より多く指示するため、燃料残量警告灯が点灯することなく予期せぬ燃料切れとなりエンストするおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は発生しておらず、不具合は既に58件発生していて、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

[アルト(2WDのみ)]
・DBA-HA36S/HA36S-100014~HA36S-113430/平成26年12月4日~平成30年11月30日/9,080台

・DBA-HA36S/HA36S-120001~HA36S-121002/平成30年12月3日~平成31年3月21日/688台

・DBA-HA36S/HA36S-200123~HA36S-343736/平成26年12月2日~平成29年8月1日/116,092台

・DBA-HA36S/HA36S-351001~HA36S-404526/平成29年7月31日~平成30年12月5日/44,110台

・DBA-HA36S/HA36S-500026~HA36S-511844/平成30年12月3日~平成31年3月21日/9,720台

・DBA-HA36S/HA36S-860066~HA36S-900135/平成27年2月16日~平成30年11月30日/29,123台

・DBA-HA36S/HA36S-910021~HA36S-911854/平成30年12月3日~平成31年3月18日/1,244台

・HBD-HA36V/HA36V-100034~HA36V-140535/平成26年12月3日~平成31年3月21日/34,068台

[アルト・ラパン]
・DBA-HE33S/HE33S-100099~HE33S-221530/平成27年5月20日~平成31年3月16日/100,873台

[ワゴンR]
・DBA-MH35S/MH35S-100026~MH35S-131993/平成29年1月25日~平成31年3月28日/25,264台

・DBA-MH35S/MH35S-670014~MH35S-672890/平成29年1月25日~平成31年3月13日/2,376台

・DAA-MH55S/MH55S-100065~MH55S-277228/平成29年1月27日~平成31年3月25日/139,501台

・DAA-MH55S/MH55S-700022~MH55S-732631/平成29年1月27日~平成31年4月1日/23,764台

・DAA-MH55S/MH55S-900074~MH55S-913076/平成29年1月27日~平成31年4月1日/9,531台

[スペーシア]
・DAA-MK53S/MK53S-100062~MK53S-197683/平成29年11月27日~平成31年3月25日/79,954台

・DAA-MK53S/MK53S-550021~MK53S-617458/平成29年11月27日~平成31年3月28日/55,698台

・DAA-MK53S/MK53S-820078~MK53S-863323/平成29年11月28日~平成31年4月4日/32,856台

[マツダ・キャロル]
・DBA-HB36S/HB36S-100001~HB36S-101543/平成 27 年 1 月 5 日~平成 30 年 11 月 30 日/1,543台

・DBA-HB36S/HB36S-110001~HB36S-110124/平成 30 年 12 月 3 日~平成 31 年 3 月 15 日/124台

・DBA-HB36S/HB36S-200006~HB36S-225348/平成 27 年 1 月 5 日~平成 30 年 11 月 30 日/21,133台

・DBA-HB36S/HB36S-230003~HB36S-231430/平成 30 年 12 月 3 日~平成 31 年 3 月 16 日/1,201台

[マツダ・フレア]
・DAA-MJ55S/MJ55S-100003~MJ55S-121593/平成 29 年 2 月 1 日~平成 31 年 3 月 25 日/17,392台

[マツダ・フレアワゴン]
・DAA-MM53S/MM53S-100003~MM53S-108888/平成 30 年 1 月 8 日~平成 31 年 3 月 25 日/7,325台

・DAA-MM53S/MM53S-550001~MM53S-555559/平成 30 年 1 月 8 日~平成 31 年 3 月 25 日/4,446台

・DAA-MM53S/MM53S-820003~MM53S-822599/平成 30 年 1 月 8 日~平成 31 年 4 月 1 日/1,926台

改善措置としては、全車両、燃料蒸発ガスホースと通気配管を対策品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

☆★☆直近のリコール関連記事10選はコチラ!☆★☆

Reference:国土交通省①国土交通省②国土交通省③

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

X(旧Twitter) で