トヨタ新型GRスープラや日産セレナ/フーガ、プジョー5008/3008/308にリコール!タンクの内圧変化で接合面が剥がれ、燃料漏れの恐れアリ
燃料漏れが発生し火災となる恐れも?
トヨタの2ドアスポーツクーペ新型GRスープラ(Toyota New GR Supra)1車種・計10台にリコール。
リコール内容としては、樹脂製燃料タンクにおいて溶着工程の管理が不適切なため、接合面が溶込み不足となっているものがあるとのこと。
そのため、タンクの内圧変化等で接合面が剥がれ、燃料が漏れるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
なお、気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、何れも車内からの情報により明らかになっています。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][GRスープラ]
・3BA-DB22/DB22-0022870~DB22-0033574/令和元年 9月13日~令和 2年 5月29日/9台・3BA-DB42/DB42-0025662~DB42-0028249/令和元年10月 3日~令和元年12月16日/3台
・3BA-DB82/DB82-0023539/令和元年 9月20日/1台
改善措置としては、該当する全車両、燃料タンクを良品と交換するリコール作業を実施するとのことです。
少数台数のリコール内容をもチェックしていこう
そしてここかはら少数台数を対象にしたリコール。
日産セレナ
まずは日産の新型セレナ他となる計17台にリコールが届け出され、型式DAA-GC27~/令和2年5月15日に製造されたモデルが全て対象になります。
リコール内容としては、前照灯において車両生産工場の光軸検査設備が正常に作動していない状態で検査・調整を行ったため、光軸が保安基準を満足していないおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
日産フーガ
続いては日産のフラッグシップセダンとなるフーガ他、計51台にリコールが届け出され、型式5AA-HY51~/平成30年9月14日~令和2年4月29日に製造されたモデルが全て対象になります。
リコール内容としては、前照灯において、車両生産工場での光軸検査工程の後に、前照灯と車体(フェンダー)との隙間調整を行ったにもかかわらず、光軸の再検査を行わなかったものがあるとのこと。
そのため、前照灯の光軸が保安基準を満足していないおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
プジョー5008
続いてはプジョーのフラッグシップSUVとなる5008に計99台のリコール。
型式は3BA-P875G06/平成31年4月29日~令和元年10月15日に製造されたモデルが全て対象になります。
リコール内容としては、冷却水リザーバータンクブリーザーホースにおいて、取付工程での配策が不適切なため、ラジエターホースに接触することがあるとのこと。
そのため、車両振動等によりラジエターホースが損傷し冷却水が漏れて、最悪の場合エンジンオーバーヒートに至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
プジョー3008
続いてはプジョーのミドルサイズSUVとなる3008に計7台のリコール。
型式はABA-P845G01/平成30年6月21日~平成30年7月13日に製造されたモデルが全て対象になります。
リコール内容としては、バッテリーケーブルにおいて設計指示が不適切なため、端子が誤った材質で製造されているものがあるとのこと。
そのため、早期に劣化し抵抗値が大きくなり端子部が発熱して、最悪の場合、車両火災に至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
プジョー308
最後はプジョーのハッチバックモデルとなる308に計52台のリコール。
型式はABA-T9HN01/平成30年2月28日~平成30年8月4日に製造されたモデルが全て対象になります。
リコール内容としては、ウォーターポンプベルトにおいて、組付工具の保守管理が不適切なため、工具が破損したまま当該ベルトが組付けられているものがあるとのこと。
そのため、組付け時に当該ベルトが損傷し、そのまま使用を続けるとベルトが破断して、最悪の場合、冷却不良となりエンジンオーバーヒートに至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。