結局いつまで使えるの?フルモデルチェンジ版・日産の新型セレナe-POWERルキシオンのプロパイロット2.0が「納車後6か月」経過しても使用できる件

(続き)日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)の気になるポイントや不満点についてもチェックしていこう

引き続き、日産の新型セレナe-POWER LUXION(C28)の気になるポイントや不満点も見ていきましょう。

セレナは魅力に感じるところもあれば、その魅力がマイナスになってしまうことも…?

新型セレナe-POWER LUXION(C28)の魅力ポイントについては、前回のブログでもお伝えの通り、あくまでもドライバーズカーという視点で考えたら、競合含めたミドルサイズミニバン御三家では一番魅力的なモデルだと思うものの、2列目後席の使い勝手や荷物の積載性などにおいては、一番使い勝手が宜しくない車でもあるため、良くも悪くもバランスが偏った車だと考えています。

新型セレナの足元にはちょっとした不満がある

ただ、女性が快適にハンドル操作できるようにステアリングフィールが軽やかなのも魅力的だと思いますし、併せてタイヤの転がり抵抗を小さくすることで燃費性能を向上させるように、タイヤの空気圧を280kPaと高めに設定しているところも「なるほど」と思わせる部分はあるのですが…

タイヤの空気圧が高過ぎるからなのか、スーパーなどの入り口に入るとき、歩道の段差を乗り上げるときに、どんなにゆっくり進入してもタイヤから伝わってくる衝撃がとても強く、車内の揺れが大きく感じるのが気になる所。


セレナ単体では出来た車だと感じるも、競合ミニバンと比較すると課題となる部分は多い

これが17インチタイヤを装着するトヨタ新型ヴォクシー(Toyota New VOXY)ハイブリッドS-Z[2WD]や、ホンダ新型ステップワゴンe:HEVスパーダ・プレミアムライン(Honda New STEPWGN e:HEV SPADA PREMIUM LINE)だとほとんど感じないため、何気ない道でも「ここまで使い勝手が異なるとは…」と感じたのが正直なところです。

以上が、新型セレナe-POWER LUXIONが納車されてから半年経過してのプロパイロット2.0使用可否に関する検証と、その他に気になっていたポイントになります。

改めて思うのは、やはりミドルサイズミニバン御三家を同時に所有していたからこそ、それぞれのキャラクターや方向性、使い勝手の良し悪しが明確になっていて、同じミニバンでも「セレナはまだまだ伸びしろ」がありますし、今後の改良で更に使い勝手も向上するように思いました。

ミニバン御三家のなかでも、最後発で最高額の車なのがセレナe-POWER LUXIONですから、もう少しユーザーの意見をフィードバックしつつ、よりバランスのとれたモデルに仕上げてほしいように感じます。

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