【日産の隠し玉】フルモデルチェンジ版・新型リーフ (ZE2)は単なるEVではない!ステアリング制御にフェアレディZ (RZ34)の走りのDNAを注入していた

2025-10-19

(続き)フルモデルチェンジ版・日産の新型リーフ ZE2の進化は確かだが、発表・発売のタイミングが悪い?

引き続き、日産のフルモデルチェンジ版・新型リーフ (ZE2)について見ていきましょう。

 

新型リーフの他の注目ポイントを見ていくと、リアの足回りには兄貴分となるアリアと同じマルチリンクサスペンションを採用し、これによって衝撃剛性を約30%低減しました。

再設計されたモーターマウントは、振動を吸収してフロア剛性は80%向上、ドアの遮音性も向上し、EVの静粛性と乗り心地は大幅に向上しているため、どうやら先代ZE1とは全く別の乗り物に仕上がっているとのこと。

なおスペンサー氏は、「当時の価格帯では、他の選択肢よりもラグジュアリーで洗練されていました」と語っており、この快適性の追求は意図的なもので、機能を過度に複雑にすることなく、高級感を感じられる手頃なEVの開発に注力しました。

その結果としては、「シンプルで効率的、そしてアメリカでの車両本体価格が3万ドル程度でスタートし(しかもアメリカ向けの開始価格は先代よりも安価)、航続距離も300マイル(約480km)という製品を目指すことになった。そうすることでコストを抑えつつ、ユーザーにプレミアム感のある製品を提供できるのです」と語りました。

さらに新型リーフは、NACSとJ1772の両方の充電ポートを搭載しているため、オーナーはテスラのスーパーチャージャーと従来の家庭用充電器の両方を利用できるため、長らく課題とされているインフラ整備問題も多少なりとも改善の方向に。

スペンサー氏は、競合他社の模倣よりも、顧客が本当に必要としているものを優先することの重要性を強調し、「ユーザーがどのように車を充電するかについて賭けるとしたら、当社のソリューションは、おそらく今日のユーザーとって最善のものとなるでしょう」と語りました。


確かに新型リーフは魅力有りだが、その翌日に発売されたbZ4Xが強敵だ

商品力としては、確かに大幅にアップデートした新型リーフですが、やはり一番気になるのは「売れるのかどうか?」「競合他社に対して勝算はあるのか?」ということ。

このことについては、CARSCOOPSも取材はしていないものの、やはり最も注意すべきは、リーフが発表された翌日となる10月9日に発表・発売されたトヨタのビッグマイナーチェンジ版・新型bZ4X。

おさらいも兼ねて、bZ4Xとリーフのスペックや価格帯を比較してみると、スペックや駆動方式の選択、最低地上高の高さ、そして車両本体価格とのバランスを考えるとbZ4Xの方が上。

日産リーフ (ZE2) B7 G[2WDのみ] トヨタbZ4X Z[2WD/4WD]
ボディサイズ 全長4,360mm×全幅1,810mm×全高1,550mm 全長4,690mm×全幅1,860mm×全高1,650mm
ホイールベース 2,690mm 2,650mm
最低地上高 135mm 180mm
バッテリー容量 78kWh 74.7kWh
航続可能距離(WLTC) 702km 2WD:746km
4WD:687km
モーター出力 フロントモーター:218ps フロントモーター:227ps
リアモーター:120ps
モータートルク フロントモーター:355Nm フロントモーター:268Nm
リアモーター:169Nm
車両本体価格 2WD:5,999,400円 2WD:5,500,000円
4WD:6,000,000円

以上の通りとなります。

こうしたスペックの違いを見ると、bZ4Xに比べてバランスはどうしても悪く、しかもリーフの発売時期は2026年1月と大幅に遅れてしまうため、もう少し早く発表・発売を急いでいたら、単発での爆発力は間違いなく大きかったように感じられます。

1ページ目:新型リーフ (ZE2)は航続可能距離だけでなく「走りも強くPR」すべき?なぜならフェアレディZ (RZ34)のDNAも受け継いでいる?

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