もはや高嶺の花に…無限RR(ダブルアール)でお馴染みホンダFD2シビックタイプRが約1,760万円にて販売。300台限定の無限初コンプリートカー
300台限定で販売された”採算度外視”の「無限の夢」
ホンダFK8型シビックタイプR (Honda Civic Type R)をベースに、国内限定200台のみ販売されたリミテッド・エディション(Limited Edition)が、定価の3倍近くとなる約1,600万円にて取引されるなど、タイプRの価値もどんどんと高くなっていますが、その一方で根強い人気となっているのがFD2型シビックタイプRの超限定モデル。
このモデルは、2007年9月にFD2型シビック・タイプRをベースに”採算度外視”で販売された究極のハードコア&コンプリートカーで、無限RR(ムゲン・ダブルアール)と呼ばれています。
当時のホンダプレスリリースでは「無限の夢」とまで記載されるほどで、無限としては初のコンプリートカーでもあったため、新車価格477.8万円と現在のFK8並みの超高額モデルでしたが、10分足らずで完売するほどの超人気モデルでした。
そんな無限RRですが、海外にて高額転売されていることが明らかとなりました。
もはや高嶺の花となったネオクラシックカー
今回イギリスを拠点とし、日本のネオクラシックカーなどを輸入しているTorqueGT社が販売している無限RRですが、何と販売価格は超高額の約1,760万円(89,995ポンド)。
新車販売価格の3倍以上となる無限RRですが、昨今のブームとなっている日産スカイラインGT-R R32/R33/R34 (Nissan Skyline GT-R)や、スバル・インプレッサ22B STi (Subaru Impreza 22B STi)、トヨタ80スープラ (Toyota 80 Supra)と同様で、その価値が少しずつ上がるようになり、将来的には投機目的として2,000万円~3,000万円レベルで取引されるのではないかと予想されます。
VTECターボでなくとも240馬力を発揮し、軽快なフィールにもこだわった希少なエンジン
そんな無限RRのボディカラーはミラノレッドにペイントされ、パワートレインは排気量2.0L K20型直列4気筒i-VTECエンジンを搭載し、更に専用カムプロフィールやラム圧をかせぐダクトレイアウト、大容量エアボックスを備えるインテークシステム、専用エキゾーストシステムを採用することで最高出力240psを発揮、トランスミッションは6速MTを搭載します。
なお無限は、こうした自然吸気エンジンを用いて「(当時)クラス世界最高峰の出力特性」を持っている語っていて、自然吸気特有の爽快なフィールにこだわり、全域高性能と高い環境性能を両立することにもこだわった技術屋ホンダ渾身のエンジンとなっているそうです。
足もとには、ミラノレッドとのメリハリがしっかりとついた18インチ鍛造アルミホイールと225/40R18インチのブリヂストン製ポテンザRE070 RRスペックタイヤを装着し、更に専用サスペンションによって足回りを大幅に強化しています。
この組み合わせにより、サーキット走行ではもちろんのこと、一般の公道でも最適な乗り心地を提供するとのことで、最もメリハリのあるスポーツモデルに仕上げられています。
この他エクステリアパーツにおいては、専用フロントバンパーやエアインテーク、ボンネットベントに加え、豪華に使用されたカーボンファイバパーツ、そしてマルチポジションリヤウィング(MUGENバッジ付)なども全て標準装備。
FD2型シビック・タイプR(無限RR)の拘りは内側も凄かった
続いてインテリアも見ていきましょう。
内装はかなりスパルタン。
ブラックとレッドのデュアルトーンが何ともスポーティで、シートはレカロ(RECARO)との共同開発によって実現したセミバケットシートを採用しています。
セミバケットなのに上下2段階調整が可能に
もちろん背もたれの部分には無限RRのロゴ付きですが、それ以上に驚きだったのは、セミバケットシートなのに上下2段調整が可能というところ。
もともとシート位置の低いバケットシートですが、更に調整することで最大20mm低いローポジションに設定できるのも特徴です。
センターシフトはショートストロークで、レッドのカラードステッチがアクセントが入った6速MT仕様ですが、こちらも上下2段調整が可能なセミバケットシートに合わせて、従来よりも25mm低くしています。
走行距離は約5万km…あまり走られていないベストコンディションモデル
こちらはメーター類。
無限の専用メーターを採用し、そして走行距離は52,946kmとそこまで走られていないのも特徴です。
価格帯としては、先述にもある通り新車価格の3倍以上となる約1,760万円ですが、今後高騰する可能性の高い一台でもありますし、投機目的として購入するユーザーも多くなるのではないかと考えられます。