ホンダ新型フリードやZR-Vなどで起きている「謎の急ブレーキ」がアメリカにて調査へ。インサイトやパスポート等の約30万台がリコールに?
(続き)NHTSAとしてはAEBシステムの誤作動は「事故の発生率を不必要に高めている」と見解
なお今回のAEBシステムの誤作動についてNHTSAは、「車両の進路に障害物がないときにAEBシステムが作動するのは正常な動作ではない」と判断していて、その結果として事故が発生する危険性を不必要に高めると考察。
つまり、意図しない形で急ブレーキが作動することは、後続からの追突事故を誘発する原因にもつながりますし、更なる玉突き事故へと発展することを考えると、決して正常な動作とは言えないと思うんですね。
現在、NHTSAより行われている調査は、インサイトとパスポートを中心とする累計295,125台の車両を対象としていますが、これまでにODIは、この問題に関連する事故を106件追跡しており、負傷者8名と衝突事故3件が含まれていると報告。
これらの衝突事故のなかには、火災を伴ったものもあり、それがどのように拡大したかの詳細は依然として不明。
ODIのエンジニアリング分析は、ホンダにリコールを届け出するよう促す前の前段階まで来ていますが、場合によっては「他のホンダ車にまで拡大する恐れがある」との報告も。
過去にはアコードやCR-Vなど、約300万台を対象にエンジニアリング分析を発表したことも
興味深いことに、2024年にODIは、道路に明らかな障害物がなくてもAEBシステムが作動する可能性のある2017年~2022年モデルのアコードやアコードハイブリッド、CR-V/CR-Vハイブリッド車を含む約300万台に対するエンジニアリング分析を発表済。
今回のようにインサイトやパスポートにまで拡大したとして、その後に市販化されているホンダ車においても同様の問題が確認された場合、その対象台数は数百万台規模では収まらないと考えますが、NHTSAが今後どのように判断していくのか注目ですし、そもそも日本市場向けのホンダ車は対象に含まれないのかも気になりますね。
ZR-Vやシビックシリーズ、WR-V、N-BOXなど、様々なホンダ車を乗り継いできた身としては、ほぼ全てのモデルがアダプティブクルーズコントロール[ACC]走行中に意図しない急ブレーキがかかっているため、最悪の事故に発展しないためにも、早期的な調査を進めてほしいところです。
1ページ目:NHTSAが調査を進めるファントムブレーキについて、ホンダ側は逃げ腰?