ホンダ新型プレリュードに元シビックタイプR (FL5)オーナーが試乗!良くも悪くも「普通の車」と感じた理由とは
(続き)ホンダ新型プレリュードを試乗しての感想をまとめてみる
引き続き、ホンダ新型プレリュードの試乗インプレッションをまとめていきたいと思います。
アウタードアハンドルの施錠と解錠について
続いて、新型プレリュードのアウタードアハンドルの施錠・解錠について。
本モデルは、ドアパネルとフラットな面に仕上げたフラッシュアウター式のドアハンドルを採用しているため、従来のような「握った瞬間から解錠されるタイプ」とは異なります。
もしも解錠する場合は、(スマートキーを所持していること前提で)フラッシュアウタードアハンドルを指で押しながら取っ手を引くことでアンロック(解錠)になります。
反対に施錠する場合は、上の動画に出てきたアウタードアハンドルの”三”のボッチの部分を指でタッチすることで施錠できます(施錠の感度が悪かったのは気になりますが…)。
あと上の動画でも確認できますが、運転席側からドアを解錠した際、連動して助手席側のドアハンドルが引ける(展開)状態になり、施錠されると連動して格納されるので、この点は「慣れ」になりそうです。
いざ、新型プレリュードで試乗へ!
色々と気になるポイントを確認した上で、早速プレリュードの試乗へ。
まずは運転席に座り、シートポジションやサイドミラー、ルームミラーの位置を調整した上でエンジンスタートON。
実際に運転してみての印象としては以下の通り。
●走り出しはEVモード特有で静かではあるものの、電動パーキングブレーキ[EPB]もしくはオートブレーキホールド[ABH]解除からの発進は少し雑
●運転席からのフロントの見晴らしは良く、シビックタイプR (FL5)に近い
●シビックタイプR (FL5)のような「路面を鷲掴みするようなタイヤの粘り気のようなもの」は特になく、転がり抵抗も小さめ
●FL5と同じフロントサスペンションではあるものの、FL5のような突き上げやショックといったスポーツカー寄りをイメージしていたが、そこまでの衝撃は無しでシビック e:HEVに近い乗り味
●シビックタイプR (FL5)がカタメ寄りの乗り味だとして、FL4がマイルド寄りの乗り味だとしたら、プレリュードはその中間でありながらもFL4寄りのマイルド
●スポーツカー特有の尖った乗り味ではなく、エレガントでロングドライブでも苦にならなそう
●日産フェアレディZ (RZ34)のように、フロントヘビーさは感じられず、後方からの突き上げやロードノイズも特になし(リアのマルチリンクサスペンションの影響も高い)
●SPORTモードだと、停車時からの走り出し(20km/hまで)はEVモードだが、その後はすぐにEVモードが切れてしまい、ほぼエンジン直結状態
●GTモード/COMFORTモードは60km/h付近でもEVモードで走ることが可能なので、走行モードによる走りのメリハリや違いは上手くできていると思う
●SPORTモードでも十分コンフォート寄りで乗り心地も良い
ざっくりとした印象としては、以上の通り。
アクティブサウンドコントロールはFL5に比べて控え目
ちなみに、今回の試乗で注目していたアクティブサウンドコントロールですが、SPORTモード及びHonda S+ Shiftでサウンドを堪能してみたものの、明らかに音量としては控え目。
シビックタイプR (FL5)のような、車内に大きく響き渡るようなサウンドではなく、FL5が100%であれば、プレリュードは70%ぐらいでボリュームを下げているイメージでしょうか。
もちろん、しっかりとブリッピングや高回転域のようなサウンドは聞こえてきますが、ワクワクドキドキさせてくれるような音量というよりかは、「控え目に楽しんでもらえれば…」というレベルのサウンド。
これを「ハイテンションになり過ぎないようにセーブしてくれている」と捉えるべきか、「せっかくの機能が勿体ない、中途半端」と捉えるかは人によって様々だと思いますが、私の感想としては「アクティブサウンドコントロールの音量調整ができたら良いのに」と思う所。
助手席にも乗ってみての感想は?
続いては、試乗コースの折り返しのところで、担当スタッフさんと交代していただき、私が助手席に座ることに。
助手席に座ってみての印象は以下の通り。
●タイト寄りの運転席に比べて、助手席はサイドサポートが広くとられているので、確かにゆったりと座れる
●運転席とは若干異なり、助手席のお尻の部分が深くまで座ることができる
●助手席に座っていると、ロードノイズやフロアからの振動はほとんど感じられない
●段差やマンホール、グレーチングなどを通過した際の衝撃を上手く吸収していて、変な突き上げもなくゆったりと座れる(FL5だと、こうした段差の変化はダイレクトに伝わってくる)
●運転席同様、助手席からの見晴らしも良好
●助手席から見るフロントボンネット両サイドの抑揚がフェラーリ812スーパーファストっぽくてテンション上がる
感想としては以上の通りとなります。
新型プレリュードは良くも悪くも「普通の車」
以上が、今回の新型プレリュードの試乗インプレッションとなりますが、あくまでもちょっとした街乗り程度なので、ドライブインフォメーションとしては少な目。
ただその一方で、実際に見て、手に触れてわかったことも色々と多かったですし、総じて乗ってみて「良くも悪くも普通の車」だったことは確か。
この「普通」というキーワードをどのように捉えるかはその人次第なのですが、よく言えばバランスの取れたスポーツカーですし、何かに突出した要素を持ったわけでもないため、そういう意味ではプレリュードは「扱いやすい車」と捉えることもできるのかもしれません。
プレリュードの試乗に来ていた客層について
あと、これは余談なのですが、この日のホンダディーラーに停まっていたお客様向け駐車場には、日産GT-R R35やロータス・エミーラ、トヨタGRスープラなど、いわゆるスポーツカー系が多く駐車されていて、そのほとんどがプレリュードの試乗と商談に来ていたのだと思われますが、やはり客層もそれなりにステータス性のある方々を対象にしているのかもしれませんね。
1ページ目:新型プレリュードの後席へのアプローチも少々難あり?