トヨタがビッグマイチェン版・新型アイゴXに隠した「大きな秘密」。Aセグ初のストロングハイブリッド開発の裏側で、次期セリカ/GR86の姿も?
(続き)ビッグマイナーチェンジ版・トヨタ新型アイゴXの開発の裏側を見ていこう
引き続き、トヨタの欧州法人が公開した、ビッグマイナーチェンジ版・トヨタ新型アイゴXの開発の裏側を見ていきましょう。
ハイブリッドバッテリーのレイアウトは、最後まで悩まされた模様
バッテリーレイアウトも大きな悩みの種で、当初、開発エンジニアたちは、スペースを確保するために助手席を撤去しなければなりませんでした。
最終的に、バッテリーモジュールを後部座席の下に収納することとなり、補助バッテリーを荷室の床下に移動させることに成功し、荷室容量は231Lのままを維持することができたわけですね。
アイゴXのR&Dプロジェクトおよび製品マネージャーであるCesar Romero氏によると、2022年にマイナーチェンジ版が発売されて以来、すでに一部の顧客からハイブリッドの要望があったことに加え、今後のユーロ7規制への準拠が、開発及び市販化への決め手となったそうです。
アイゴXプロトタイプの奥には、クーペっぽい車両の姿が2台も
ちなみにこちらは、別の角度から撮影された新型アイゴXプロトタイプ。
よ~く見てみると、その奥にある2台のカバーが被せられたプロトタイプモデルが確認できますが、車高の低さ及び、伸びやかな全長であることから、もしかすると2ドアクーペやファストバックである可能性も。
トヨタは以前より、次期セリカや自社開発のフルモデルチェンジ版・新型GR86を販売する考えを示していましたが、もしかすると、これらスポーツモデルを示唆する「隠れたメッセージ(もしくはイースターエッグ的な何か)」が込められていたのかもしれません。
新型アイゴXの価格帯はどうなる?
話は新型アイゴXに戻りますが、開発において何かと苦労した一台だそうで、やはり気になるのは価格帯。
現時点でトヨタは、新型アイゴXのグレード別価格帯を公開していませんが、ストロングハイブリッドを搭載していない現行モデルの価格帯が16,845ポンド~21,195ポンド(日本円に換算して約337万円~約424万円)なので、この金額よりも高額になることは確か。
それこそ、最上位グレードとなるGR SPORTの設定もあるわけですから、場合によっては日本円で約500万円に到達する可能性も考えられるかもしれませんね。
ストロングハイブリッドを搭載したAセグメントの競合はほぼ存在しない
ちなみにアイゴXは、トヨタのラインナップの中で唯一、欧州でのみ設計、生産、販売されているモデルであることをご存じでしょうか。
プジョーやシトロエン、ルノー、フォルクスワーゲン、シュコダ、セアトといった他の自動車メーカーが、Aセグメントの内燃機関搭載車の販売を中止したのに対し、トヨタは内燃機関搭載車は今後も継続すると主張しています。
そのためアイゴXは、ヒョンデi10やキア・ピカント、スズキ・イグニスといった競合車種に加え、フィアット500やパンディナといったマイルドハイブリッド車も含め、より少数の車種と対峙することになります。
またリープモーターT03やダチア・スプリングといった新世代の都市型EV、そしてルノー・トゥインゴやフォルクスワーゲンID. Every 1といった、近日発売予定のモデルとも競合することになります。
1ページ目:新型アイゴXハイブリッドの開発初期は、ヤリスのフロントマスクでカモフラージュされていた