トヨタ新型ランドクルーザーFJに「コンパクトじゃない」「内装が安っぽい」「電パがない」と厳しい指摘多数。それが「ランクル末っ子」としての賢明な判断である理由とは?

(続き)トヨタ新型ランドクルーザーFJが、SNSやYouTubeで厳しい指摘を付けている?

引き続き、トヨタ新型ランドクルーザーFJが、YouTubeやSNSにて、どのような厳しい指摘を受けているのか見ていきましょう。

電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]が備わっていない

続いて、こちらもSNSやYouTubeを通して多くの指摘が入っていたのが電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]が備わっていないということ。

これは、ランクルFJという立ち位置を考えると、ランクル250はもちろんのこと、ランクル70よりも下位モデルになるため、手引き式ハンドブレーキが備わるのは当然といえば当然。

更には価格帯も安価に抑えようものなら、EPB+ABHはコストアップに大きく影響するため、できる限りランクル本来の姿・個性を残して価格を抑えることを考えると、手引き式ハンドブレーキを採用するのは賢明な判断だと思うんですね。

手引き式ハンドブレーキは、究極のときにこそ活かされる最強のアナログ

確かに、EPB+ABHは魅力的な機能ですし、ロングドライブ時や渋滞時には重宝する機能ではありますが、一方でランクルという特異な環境下で活用するモデルとなると、一番注意しなければならないのが水害時。

先日の三重県四日市市の地下駐車場にて発生した、大雨による水害事故では、EPBを搭載した車両のサイドブレーキを解除することができず、地下駐車場から地上へと移動するのがとても大変だった、といった報道がなされました。

水害や水没車を移動させる必要がある場合、エンジンはかけずにシフトレバーを「N」に入れて、手で押して動かす必要があるわけですが、その場合、ブレーキの倍力装置やパワーステアリングは働かないため、傾斜地を動かす場合、パーキングブレーキを上手く活用する必要があります。

これがEPBになると、システムを起動しないと操作できないといったデメリットがあり、そもそも水害が起きた車両だとシステム起動もエンジン始動もできないことが多いんですね。

そう考えると、アナログチックな装備こそが、「究極時に使える」ときがくるため、この辺りはランクルに対する考え方以前に、「どこを走るか」「災害時を考慮しているか」などの考え方次第なのかもしれません。


そもそもこの車、誰でも購入できるのか?

最後に、この車が発表された直後に多くコメントされていたのが「そもそも、この車は購入できるのか?」ということ。

これはトヨタ公式ニュースリリースにて正式発表される以前から話題となっていて、そもそもランクル300/ランクル250/ランクル70もまともに購入できないのに、そんな中でランクルFJなんか購入できるの?といった不満の声が相次いでいるわけですね。

ランクル250のコンパクト版で、おまけに価格帯も安価になる可能性が高く、それで新規顧客開拓を目指す車種なのであれば、やはり一番重要なのは「新規顧客でも購入できる販売方法を確立している」ことだと思うんですね。

しかしながら、この車種も「ランクルブランド」が後ろ盾になるため、発売直後は高確率で「高額値で転売・輸出」される可能性が高いでしょうから、そうならないために「新規顧客には販売せず、既存顧客を中心に販売する」ことになると予想。

当然のことながら、ユーザーからの不満も多くなるでしょうし、販売店によっては抽選販売するところも出て来るでしょうから、結局のところ「ランクルは買えない」と諦めてしまう方も出て来ると思うんですよね。

ただ、唯一このモデルが他のランクルシリーズと異なるのは、日本の工場ではなくタイ工場での生産だということ。

海外生産により、労働力や輸送問題をクリアできれば、納期問題も多少はクリアできるかもしれないですし、「生産数が少ないからプレミア価値が付く」といった懸念もクリアできるのかもしれません。

何れにしても、この車種が日本国内で毎月どれだけ販売・登録されるのか、この辺りは今後のトヨタ公式情報を待ちたいところです。

1ページ目:ランクルFJは末っ子なのにコンパクトじゃない?内装がチープなどの厳しい指摘も

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