【マツダの苦悩】RX-7の後継モデル・アイコニックSPの市販化を阻む「2つの壁」とは?実はホンダ次期S2000も「同じ問題」で悩まされていた

(続き)マツダ次世代RXの市販化計画の裏に潜む大きな壁は、まだまだある?

引き続き、マツダの次世代ロータリースポーツカーとなる新型RXについて見ていきましょう。

マツダは、JMS2025にて出展したビジョンXクーペ・コンセプトに、次世代ロータリーエンジンを搭載

次期RXの市販化を目指す裏で、財政的な問題という根本的な壁に直面しているマツダですが、何も次期RXの特徴ともいえるロータリーエンジンの開発を諦めたわけではありません。

マツダは、ジャパンモビリティショー2025にて発表した、ビジョン・エックス・クーペコンセプト (Mazda Vision X Coupe Concept)が、ロータリーエンジンの夢に背を向けていないことを示しています。

どちらかといえば、このスタディモデルは、次期MAZDA6を彷彿とさせる一台で、ターボチャージャー付きロータリーエンジンを搭載したハイブリッドユニットを想定しており、同社が最も称賛されている車のいくつかを特徴づけた技術に依然として投資していることを裏付けています。

引き続き、梅下 氏にインタビューを続けると、その継続性を強調しており「私たちは、ロータリーエンジン開発チームを再編しました。私たちのDNAはスポーツカーにあることを知っているので、決してそれを放棄したとは言いません」とコメント。

ビジョンXクーペ・コンセプトに搭載されるプラグインハイブリッド(PHEV)システムは、ターボチャージャー付きロータリーエンジンと電気モーターを組み合わせることにより、システム総出力510psを発揮し、カーボンキャプチャー技術も搭載。

対照的に、アイコニックSPのレンジエクステンダー(RE)システムは、システム総出力370psを発生すると報じられていたため、アイコニックSP発表から僅か2年という年月で、劇的にパフォーマンスは進化しています。


財政的な問題に続き、マツダの次なる課題は「ロータリエンジンの排ガス問題をクリア」すること

財政的な問題に加え、マツダの次なる課題は、ロータリーエンジンからの排出量をさらに削減すること。

これにより、最終的には発電機としてだけでなく、車輪を直接駆動できるようになる可能性があるわけですが、マツダのエンジニアたちは、この進化にはさらに「2~3年」の開発期間がかかると見積もっているとのこと(2027年~2028年頃?)。

マツダのデザインチームとエンジニアリングチームが、ロータリーエンジンの伝統を復活させようとしている一方で、同ブランドのスポーツカーにおける未来は、RXの後継車候補に加え、次期NEロードスターが2030年までに登場予定であることも明らかに。

次期NEロードスターは、その軽量化ボディとスピリットを忠実に守り、SKYACTIV-Zエンジンと、スポーツカーの象徴ともいえるマニュアルトランスミッション(MT)を搭載することが予定されています。

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