【理不尽すぎる】トヨタ新型GRヤリスのテレビCMが放送禁止に!「性能の高さ=危険運転」とみなされる末期症状。ジャンプしてバーガーを受取る「遊び心」すら許されない時代へ

(続き)トヨタGRヤリスのテレビCMの放送禁止理由があまりにも理不尽…これにトヨタは反論!

引き続き、オーストラリアにて起きたトヨタGRヤリスに関するテレビCMの放送禁止問題について見ていきましょう。

今回の放送禁止理由について、車が公道走行する際は「安全運転をする」ことが前提ですが、例えば他の車両の危険運転に遭遇した場合や、動物に遭遇して急ブレーキやスラローム、ウェービングといったシーンが必要となった場合に、その車の性能を最大限に発揮しなければならないことだって考えられるわけですね。

なおトヨタは、今回のコンプライアンス違反の決定に対して「GRシリーズは真のモータースポーツの血統を受け継いでいる」と真っ向から反論。

同社は、「テレビCMでは、明らかに同社の競技仕様のGazoo Racing車とDNAを共有する車両で、プロが閉鎖された道路で繰り広げる”空想的で非現実的な”ラリースタイルのドライビングを模倣するようにデザインされた」と強く反論しているため、この反論が通らなければ、今後自動車メーカーはテレビCMすらも制作・放送すらできなくなってしまいそう。


あくまでも「性能を表現する」ことさえも「危険行為」と判断される時代に?

もっと言ってしまえば、「自動車メーカーがスポーツカーを作るな!」と言われているようなものですし、車そのものの存在を否定しているようにも聞こえてしまいます。

なお同社は、「この運転は現実世界での無謀さを示唆するものではなく、制御された状況下で有能なドライバーがどのような運転をできるかを示すためのものだ」と付け加えており、この反論も極めて正論。

加えて、「GRヤリスは、様式化された架空の状況の中で、まさにその設計意図通りに運転しているのだ」と主張していますが、この主張すらも通らないのであれば、もはや当てつけレベルですし、「性能の高さを表現する」ことすらも「危険行為」と判断される時代になってしまっているのは残念。

なお規制当局は、関係メディア企業に対し、この広告の放送中止を指示。

現在この動画は、放送中止となっていますが、YouTubeでは引き続き視聴可能となっています。(微力ながらにトヨタの抵抗を感じる)

ちなみに、トヨタ・オーストラリアの広報担当者は、オーストラリアカーメディアDriveの取材に対し、次のような声明を発表しています。

トヨタ・オーストラリアは、広告基準局の決定を承知しております。

必要な調整を行うため、現在掲載中のGRヤリスの広告は中止いたします。

トヨタオーストラリアのテレビCMが放送禁止になったのは、今回が初めてではない

ちなみに、トヨタのテレビCMが「危険」「コンプライアンス違反」と判断されてテレビ放送が中止となったのは、これが初めてではありません。

実は2021年にも、オーストラリア市場向けのGRヤリスの別の広告も禁止されたことがありました。

そのテレビCMは、車庫から出る際に、車がわずかにホイールを空転させる(ホイールスピン)シーンがあるわけですが、その僅かなシーンが「危険な運転を助長する」として放送中止されました。

メーカーにとって度重なる違反は、オーストラリアでの規制がいかに厳しくなったかを浮き彫りにしていますが、高性能車な車ほど、テレビCMで性能を表現しない限り「どれほど凄い車なのか」をPRできないため、ある意味でメーカーだけでなく、ユーザーまでも敵に回すのが、今の規制当局なのかもしれません。

イギリスでは「ハイラックスのオフロードな走りが環境に影響を及ぼす」として放送禁止に

ただ残念なことに、こうした問題はオーストラリアだけでなく、2023年にもイギリスの広告基準局が、トヨタ・ハイラックスのテレビCMを禁止。

これは、「ドライバーが環境への影響を気にせずにオフロード走行できると示唆したため」とのことですが、もはやハイラックスという存在を否定・侮辱するレベル。

いわば、ランクルがオフロード走行できることが「危険運転行為」「環境に悪い影響を与えている」といっているようなもので、ここまでガッチガチに規制を設けてしまうと、表現の自由すらも奪っているようにも感じられますね。

1ページ目:オーストラリア当局は、トヨタのテレビCMを嫌っているのだろうか?

ハプニング関連記事