【試乗】マイナーチェンジ版・日産の新型セレナ (C28)は「進化と退化」が激しい?元オーナーが驚いた爆速音声認識と、シートが「カタく」なった違和感

(続き)マイナーチェンジ版・日産の新型セレナ e-POWER LUXIONを試乗してみての感想をまとめてみる

引き続き、マイナーチェンジ版・日産の新型セレナ e-POWER LUXION (C28)を試乗してみての感想をまとめていきたいと思います。

試乗して初めて気づいた「シートの質」の変化

先ほどは、Googleビルトインナビ採用による音声認識の「質」が向上したことをお伝えしましたが、もう一つ「質」という点で見ていくと、個人的に驚いたのがシートの質感。

これは実際に試乗してみて初めてわかったことなのですが、明らかにマイナーチェンジ前の方がシートは柔らかめでサイドサポートによるガッチリとしたホールド感もあったのですが、マイナーチェンジで「合成皮革特有の滑りやすさ」が露呈してしまい、更に「シート自体がカタメで、ホールド感も低い」と感じてしまったんですね。

ただ、シートのカタさに関しては人の好みがあるので、一概に「シートがカタいからダメ」というわけでなく、あくまでもマイナーチェンジ前と比べて違いが顕著だったということ。

これもロングドライブ時にどのように感じるのか気になるところですし、大幅値上げをしてしまったe-POWER LUXIONを購入された方のインプレッションに注目したいところです。

段差を通過したときのショックの大きさは相変わらず

あと、乗り味については特に変化は感じなかったものの、相変わらず段差を通過した時の突き上げは大きめ。

私が以前所有していたe-POWER LUXIONも、一般道や高速道路での突き上げが大きく、特に2列~3列目に座る方からも「何か踏んだ?」と心配される程でしたから、おそらく後席に座る方は「より大きな衝撃と音」が情報として入って来るのでしょうね。

もちろん、運転に支障を来すようなものではないので、あくまでも「競合ミニバンに比べて情報量が多い」というだけ。

ミドルサイズミニバンという立ち位置で考えると、車内空間の広いボックスタイプの車両だと、SUVやコンパクトカーに比べてねじり剛性が低かったり、車としてのカタマリ感はあまり感じられないものの、その限られた条件のなかでは十分な仕上がりだと考えています。

これが更に上を行くラージサイズミニバンの新型エルグランド (New Elgrand, E53)だと、より上質で突き上げも抑えられているとの情報ですから、日産の今後の新車・新型車には期待したいところです。


マイチェン版セレナ(C28)は「進化と退化」が大きく見られる

以上が、新型セレナ e-POWER LUXION (C28)を実際に試乗してのインプレッションとなりますが、ドライブフィールなどの動的質感という点では、特に目立った進化は感じられなかったものの、内部の質感という点では、進化と退化の両方が見られたので、ある意味でユニークではありました。

この対比をどこまでバランス良く保つことができるのか、顧客にどのようにアピールしていくのかが、今後の大きな課題となりそうですが、過去のブログでもお伝えした通り、「日産はプロモーション(PR)/宣伝、マーケティングが下手」なので、顧客に何を売り込みたいのかを明確にし、日産の強みを惜しげもなくアピールしてほしいところです。

1ページ目:新型セレナ (C28)を試乗してみて、「まだまだ改善すべきところがある」と感じたポイントとは?

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