カメラの精度が高過ぎるのも問題?中華SUVのL9が看板の車両を誤検知して緊急ブレーキ作動→追突事故にまで発展!「中国車をイタリア車」と偽って販売したメーカーに1億円の罰金
(続き)イタリアのディーラーが「中国車をイタリア車」と偽って販売?!
続いて、イタリア競争当局(AGCM)は、自動車メーカーであるDRオートモービルズに対し「不公正な商慣行」を理由に600万ユーロ(日本円に換算して約1億円)の罰金を科したことが明らかになりました。
政府機関は、同社がDRおよびEVO車両が「中国製」であるにもかかわらず、「イタリア製」であると誤解を招くような示唆をしたと主張しています。
AGCMは、誤解を招くメッセージやCM、広告が2021年12月頃から始まっていたとして、「イタリアが自社車両の原産地であり、実際の生産地であると示していた」と述べていましたが、しかしこれは事実ではなく「一部の仕上げと完成を除き」実際には中国で製造されていることが明らかになっています。
巧みに「イタリアで製造している」ことをイメージさせる映像作りで消費者を騙す
政府は、この「欺瞞(ぎまん)行為」が消費者を欺き、同社の売り上げを助けた可能性があると主張。
特にAGCMは、「この行為は、イタリア市場でDRおよびEVOブランドの自動車の売り上げが好調だった時期と一致していた」と指摘しています。
71ページにわたる政府が作成した文書には、非常に詳細に記述されており、同社が自らをイタリア企業と見せようとしている数多くの例を挙げています。
その例としては、イタリアントリコロールをモチーフとしたデザインの使用や、DRを「2006年に自動車メーカーとしてデビューしたイタリアの自動車グループ」と呼んでいると思われるウェブページなど、いかにもイタリア製であることを謳う表現が多数。
政府はまた、自社の車両が完全にイタリア製であることを示唆する多数のビデオにも異議を唱え、そのようなクリップの1つでは、車両が組み立てラインで製造される映像の前に、イタリアの有名なランドマークが明らかに映っていたことから、イタリア製であると誤解させる映像作りも指摘(もちろん製造元は中国)。
文書にはDR 3.0とDR 5.0が、中国モデルのChery Tiggo 2とChery Tiggo 4のリバッジ版にすぎないことを示すスクリーンショットも含まれていました。
政府は、中国からイタリアへと輸入している画像も公開
さらに非難すべきことに、ロイター通信は、調査により同社が中国から「完成車を輸入していた」ことが判明したと報道。
ロイターは「コンテナから降ろされる前の車が、あらゆる点で完成し、完全であることが写真ではっきりと示されている」と指摘。
別の写真では、税関エリアにある車がグリル以外は完全で、グリルにDRのロゴが欠けているだけだったとも指摘。
DRオートモービルズは、生産に関する主張だけでなく、DRサービス&パーツとして知られる子会社が「ディーラーネットワークや認定工場を通じて、スペアパーツの十分な供給や適切なアフターサービスの提供を保証しなかった」として非難されていて、今回の行為は極めて悪質だと判断しています。
1ページ目:これは完全に盲点?!高速道路にある自動車の広告画像を「前方車両」と誤検知して緊急ブレーキが作動するトラブルが発生!