【最大30万円値上げの真相】スズキ新型ジムニー/ジムニーシエラ (5型)は「コアファンにとって改悪」?安全装備義務化と『ジムニー女子/男子』に代表される客層の“ファッション化”による変革期を考察
(続き)5型のスズキ・ジムニー/ジムニーシエラが大幅値上げした要因を考えてみる
引き続き、5型となるビッグマイナーチェンジ版・スズキ・ジムニー/ジムニーシエラについて見ていきましょう。
ジムニーはトヨタ・ランクルやアルヴェルのようにリセールの良い車でもある
単なるコアなクロカンモデルではなく、もはやファッションカーとなっているジムニー。
3ドアタイプのジムニー/ジムニーシエラや、5ドアモデルのジムニーノマドは、老若男女から愛されるクロカンモデルとしてだけでなく、いわゆるトヨタ・ランドクルーザーのように長納期化しているブランドモデル。
新車価格相当で売却できる場合もあるため、リセール面でも高く評価されているモデルですから、クロカン好きというよりも、ランクルやアルヴェルのように「リセールが良いから」という理由で乗っている方も多いのかもしれません。
ジムニーには良くも悪くも「変革期」が起きている
そう考えると、ジムニーに乗る客層・年齢層が大幅に拡大したことにより、ジムニーがニッチなモデルではなく「一般車・大衆車」と何ら変わらなくなってしまったことから、スズキとしても「装備を充実化することで事故を起こしてはいけない」という理由から、「ジムニーには無縁ともいえる予防安全装備」さえも標準化せざるを得なくなってしまったのかもしれませんね。
これは良くも悪くも「ジムニーの変革期」だと思っていて、今回のビッグマイナーチェンジで更に安全装備が充実化 → 装備面や安全面で検討除外していた顧客が一気に増える → さらにジムニーが一般車的な扱いになってしまう → 次の6型でまたも改良されて大幅値上げ、といったループが簡単に予想出来てしまいます。
そう考えると、JB64/JB74としてフルモデルチェンジしたばかりの初期型~4型までを購入・所有された方は、ある意味で最もジムニーらしい装備内容なので、コアな走りもしくは悪路走破性を楽しみたい方は、5型以降は候補から大きく外れてしまうかもしれませんね。
5型ジムニーはカスタムすらも楽しめなくなってしまう?
あとは、個人的にもう一つ注目していることとして、ジムニー関連のこれまでのカスタムパーツが装着できなくなるという問題について。
これは現役カーデザイナーでダムド(DAMD)のスタッフでもある【トキデザ】現役カーデザイナーの車情報+デザイン解説byとっきーチャンネルさんでも紹介済。
この動画では、ジムニーの予防安全装備が充実化したことによりフロントバンパーの形状が変更されてしまい、これまで流用できたカスタムパーツなどがリプレイスできなくなる可能性が高いとのこと。
デザイナー目線によると独自且つ新しい角度での見解もユニークで、とても勉強になりますし、本来カスタムを楽しむジムニーですが、今後楽しみの幅が狭くなってしまうかもしれない?と考えると、確かに今回の5型は「改悪」と捉えられてもおかしくはないのかもしれません。
1ページ目;5型ジムニーの大幅値上げの主な要因は、安全装備の充実化と客層の変化?