【衝撃】テスラや日産の新型リーフ (ZE2)も対象? 中国が2027年から「ポップアップドアハンドル」を禁止へ。シャオミSU7の死亡事故を受け、人命優先の”機械式”を義務化へ
(続き)ポップアップドアハンドルが原因で起きた死亡事故について
引き続き、中国での使用が禁止されたポップアップドアハンドル問題について見ていきましょう。
中国では、シャオミSU7での死亡事故が複数報告されている
早速、格納式ドアハンドル(ポップアップ式ドアハンドル)が関係した死亡事故について見ていきましょう。
2025年10月13日、中国・成都にて発生した事故で、目撃者がドアを開けることができなかったため、乗員が死亡するという何とも悲しい事故が起きました。
また同国・銅陵市でも、ポップアップ式ドアハンドルに関する別の事故が発生しており、3人が死亡する悲しい事故が起きました。
海外メディアSixth Toneによると、どちらの事故車両もシャオミSU7ウルトラ (Xiaomi SU7 Ultra)だそうで、当然この車両ではポップアップ式ドアハンドルが採用されています。
こうした事故が起きた後、ザ・ペーパー紙は「シャオミSU7には、車内(ドア)にボタンが使われているものの、電源が切れると電気的に解錠できません。SU7の内部にある機械式ドアハンドルは、車内の人からは見えません。救助隊員が窓ガラスを割ったとしても、手が届きません」と語っており、そもそもドアの構造やメカニズムが現実的ではないことにも苦言を呈しています。
テスラでも「ドアハンドル問題により、過去10年間で15名の死亡事故が起きている」
そして、このドアハンドル問題による死亡事故はブルームバーグでも報じている通りで、テスラ車のドア問題により「10年で15名の死亡事故が起きている」ことも明らかに。
規制当局は、2025年9月より調査を開始している一方、問題のテスラ社は公式ホームページにて安全性をアピールしているため、今後この問題については大きな論争の一つになりそう。
中国では2025年9月以降、こうしたドアハンドルの禁止に向けて着々と動き出していました。
自動車メーカー側は、フラッシュドアハンドルが「効率性向上に効果的」だと宣伝していたものの、実際のメリットは「ごく僅か」。
2025年初めに報告されたように、ポップアップドアハンドル採用による抗力低減は通常、抗力係数でわずか「0.005~0.01」に相当し、これは100kmあたり約0.6kWhの節約に相当するとのことで、そこまで大した数値ではないとの見方も。
ドアハンドルの構造変更により、車両本体価格も大幅に値上げする恐れも
今回の中国での禁止措置は、世界中に影響を及ぼすものと思われ、中国は日本を抜いて世界最大の自動車輸出国となっていますが、中国メーカーは国内でのブランド名の使用を放棄せざるを得ないため、輸出モデルにも同様の規制が適用される可能性が高そう。
同様に、中国で自動車を販売している西側諸国のメーカーも、新しい基準に合わせて世界的な設計を見直し、生産コストを削減することになるかもしれません。
何れにしても今回の規制強化は、既にポップアップドアハンドルを採用しているテスラや中国EVメーカー各社、日産、ランドローバー、ホンダにも大きな影響を与えると考えられますし、それこそマイナーチェンジや一部改良のタイミングで、デザイン変更していくる可能性も考えられ、その分の大幅な値上げにつながってしまうかもしれませんね。
1ページ目:遂に中国が2027年よりポップアップドアハンドルの使用を禁止へ!どのように規則が盛り込まれる?